宇垣美里

 10月9日にスタートしたテレビ東京系深夜ドラマ『できても、できなくても』にて、主演の宇垣美里が見せた大胆な“路線変更”に注目が集まっている。

森香澄のブレイクに焦りか

「待って…待って 何もしないの?」「行かないで…」

 本作は不妊症をテーマにした社会派ドラマで、宇垣が演じるのはブライダルチェックで不妊を告げられ、婚約者に去られた女性・桃生翠。職場での心ない言葉や噂に心をすり減らした末、街で助けてくれた年下のイケメン・月留真央(山中柔太朗)に礼を言う間もなく、勢いでホテルへ向かう――。

「第1話のクライマックスでは、冒頭の台詞で翠が月留に抱きつく形で3分間にも及ぶベッドシーンが展開されました。右に左に顔を傾けながら20回以上のキスを交わしたあと、翠が谷間もあわらにランジェリー姿でベッドに横たわり、再び2人が唇をむさぼり合います。そして翠が『着けなくていいよ、それ。私、大丈夫なの』とつぶやく姿は、これまでの宇垣のイメージを大きく覆すものでした」(スポーツ紙記者)

 しかし、宇垣といえば2019年にTBSを退社する直前にVTR出演した『サンデー・ジャポン』にて、“フリー転身後に水着姿を披露するのでは?”との噂について聞かれ、「ないですね、ない、ない」ときっぱりと否定。続けてスタッフが「考えたことも?」と聞いても「ない」と答え、予定も「ない」、最後に「絶対に?」と念を押され「一生ない」と宣言したものだった。

 それが、水着どころかランジェリー姿を披露したことに、ネット上では「アナウンサーやめてやりたかったことがこれ?」「エロは嫌だったんじゃ…」「ガッツリしたキスシーンがよかった」「ファンだったから嬉しい」と賛否入り混じった驚きの声があがることとなった。

「宇垣は退社直後のさるインタビューで、フリーになった理由について『どんな人なんだろうと思われる謎の人でありたい』と語っていました。実際、フォトエッセーや漫画誌のグラビアでも肌露出はしておらず、“ポスト田中みな実”と期待されながらも、同じ路線で比べられるのが嫌だったのか、“知性派・反あざとい系”にこだわってきた印象です。

 しかし、逆に芸能界でのポジションが不明瞭となり、あとから出てきた森香澄のブレイクにより、ますます居場所をなくしてしまった感が。ランジェリー解禁の“路線変更”は現状に対する焦りのようにも映ります」(芸能プロ関係者)

 テレビドラマは今回で13作目と意外に途切れずに女優業を邁進している宇垣。ベッドシーン以外で視聴者をクギ付けにできるか。第2話以降、“主演女優”としての真価が問われそうだ。