福岡ソフトバンクホークスの佐藤直樹外野手(ソフトバンクホークス公式サイトより)

 2025年のパ・リーグを制した福岡ソフトバンクホークス。常勝軍団の元ドラ1・佐藤直樹外野手が、今年3月に当時、婚約していた女性の顔面を殴打するなどして、警察沙汰になっていたことが報道された。

佐藤直樹外野手による傷害

福岡ソフトバンクホークスの佐藤直樹外野手(本人のインスタグラムより)

「『NEWSポストセブン』が10月17日に配信した記事によれば、佐藤選手は婚約中のA子さんから、ほかの女性との関係について疑われ、スマホを取られて揉み合いに。A子さんは顔や左前腕などを殴打されたといいます。A子さんの鼻の付け根あたりには青タンができるほどだったようです」(ワイドショースタッフ)

 記事によると、この後に佐藤のスマホから110番通報があり、警察が駆け付ける事態に。A子さんは被害届を提出し、対する佐藤も自身のスマホを投げつけられ、部屋に傷がついたなどとして、傷害、建造物損壊、器物損壊で被害届を出したという。

 示談に向けて話し合いが行われたが、現在まで双方の折り合いがついていないとも。

「佐藤選手は、兵庫県西宮市にある報徳学園高校を卒業後、JR西日本に入社。2019年に行われたドラフト会議でソフトバンクから1位指名を受けました。50メートル5秒8という俊足に、遠投120メートルという強肩の即戦力外野手として期待されていました。

 ですが、打撃面で伸び悩み、2023年オフに戦力外通告を受けて、育成選手として再契約。2024年にチームの支配下選手登録に返り咲くと、今年は自己最多の104試合に出場。守備や代走での途中出場が中心も2桁盗塁を記録して、ソフトバンクのリーグ優勝に貢献しました」(スポーツ紙記者、以下同)

佐藤直樹外野手の幼少期

福岡ソフトバンクホークスの佐藤直樹外野手(本人のインスタグラムより)

 10月15日からのCSファイナルステージでは出場選手登録されなかったものの、来季に向けて明るい材料も見えてきた中で発覚した今回のスキャンダル。

 佐藤の幼少期はーー。

「父親が48歳のときに生まれた子どもだったので、甘やかされて育てられたそう。その結果、佐藤選手はわがままに育ち、礼儀作法を覚えるため空手教室に通わされたりもしました。ただ、佐藤選手は自分で子どものころについて“すぐにキレる悪ガキだった”と話していました」

 その後に野球と出会い、白球に情熱を注ぐようになったが、根本の部分では変わらなかったのかもしれない。

「ルーキーだった2020年には、2軍の試合で審判に暴言を吐いて退場処分になったことも。NPBから厳重注意と制裁金が課せられていました。ほかにも、凡退すると不貞腐れた態度を取ったり、自身の走塁ミスでアウトになるとベンチに戻ってヘルメットを地面に叩きつけたりしていました。カッとなりやすい性格は変わらないのでしょう」

 ファンからは“シュガー”の愛称で親しまれている佐藤。なんとも“ビター”な騒動の結末は、いかに――。