
今夏に公開されたヒット映画『君がトクベツ』に続き、9月からドラマ『君がトクベツ』がスタートしている。
国民的アイドルグループ“LiKE LEGEND”のリーダー・皇太(大橋和也)と陰キャ女子・さほ子(畑芽育)のウブでキュートな恋の続きは?
原作でいちばん好きなキャラのオファーが
「実は映画とドラマは同時に撮影していました。でも、映画の公開中はドラマの情報が解禁前だったので、すごく言いたかったんですが、お口チャックでした(笑)。映画ではさほ子視点だったけど、ドラマでは皇太視点も見ることができます」

3話(9月30日放送)以降は完全オリジナル展開。映画では描ききれなかったもう1組、ライクレメンバーの遊馬叶翔(木村慧人)と国民的女優・えみか(矢吹奈子)の恋に焦点が当てられている。はたして“言い出せないふたり”の恋は成就するのか?
改めて、遊馬叶翔役のオファーを受けたときの気持ちを尋ねると、
「原作を読んで、いちばん好きなキャラが叶翔だったので“本当にこの役をいただけたんだ!”と、すごくうれしかったです。僕自身、普段は明るい“皇太タイプ”なので、黒髪のクールキャラに憧れを抱いていました。そして、叶翔の不器用で可愛さもあるところが僕は好きですね」
ドラマでは次第に叶翔がメインになる展開だが、
「プレッシャーは少なからず感じましたが、そればかりじゃ楽しめないので、それも楽しむ意識で挑みました。何より叶翔が好きなので、ちゃんとその気持ちを込めれば演じられるはずだと思い、頑張りました」
相思相愛なのに、お互いが変に気を使い合う叶翔とえみかを、どう思う?
「本当にめちゃくちゃムズキュンです! “早く言えばいいのに”“なんでそこ、お互い行かないんだろう?”って台本を読んでいて、すごくむずがゆくなったりしましたけど(笑)。でもそれが可愛さだと思いますし、この作品の魅力だと思います」
「役者業にも力を入れていきたい」
えみかの女性としてのキュートさについて聞くと、
「遊園地デートのシーンでは、恋愛のさしすせそ(“さすが”“知らなかったです”“すごいですね”“センスがいい”“そうなんですね”にがんじがらめになっていて(笑)。バレバレで、すごく可愛いなと思いました。あざとそうとも思うんですが、僕は嫌いじゃないです(笑)」

見るほどに微笑ましく、応援したくなるふたりだと話す。木村自身はストレートにアプローチができるタイプかと聞いてみると、
「はい、そこは頑張ると思います(笑)。恋愛に限らずですが、叶翔ほど待つというか、慎重すぎることはないと思います!」
『君がトクベツ』というタイトルにちなみ、木村にとってのトクベツな人について尋ねると、
「僕はFANTASTICSです! やっぱりグループがあるからこそ、今こうやって映画やドラマに出演することもできている。だから、自分の中で“トクベツ”なのはFANTASTICSでお願いします!」
本作で自身とは真逆のキャラを演じたことで、役者としての幅の広がりを感じたという木村。8月に26歳を迎えている。
「20代も後半に差しかかっているので。FANTASTICSとしてはパフォーマンスがもちろん大前提ですけど、ヒット曲というものを生み出したいです。
個人としては役者業にも力を入れていきたいです。もっともっと幅広い役を演じられる人になりたいし、ゴールデン帯のドラマに出演したり、映画の主演もしたりできるくらいの力をつけていきたいです。“こんな役も演じられるんだ”“あの作品のあの役と、この作品のこの役は同一人物がしているの?”って驚いてもらいたいし、“この役は慧人じゃなきゃ無理”って思ってもらえるような役者さんになりたい。それを実現できるように頑張っていきたいです!」
癒しの時間は……?
FANTASTICSの活動に加え、俳優としての活躍も目覚ましい木村。多忙な日々の中での癒しの時間について聞くと、
「サウナで整った後にサウナ飯を食べる! このセットがいちばんリラックスできます。だいたい“これを頑張る!”というときの前日夜に行きます。実は1回、ライブ前にこのセットをやりに行ったら、リラックスしすぎて。どこか自分の中でふわふわしてしまったので“これはあんまり良くないな”と思い、そこからはやめました(笑)」

ドラマ『君がトクベツ』
毎週火曜深夜0:59〜(MBS)、同深夜1:28〜(TBS)放送中