紆余曲折を経て、ついに幸せをつかんだ園山。およそ1年半前に結婚した夫とふたりで、“ジェットコースター”な新婚生活を語り尽くす!
10月14日に料理研究家の園山真希絵が結婚していたことを発表した。お相手は嵐やSUPER EIGHTなどのヒット曲を手がけた音楽プロデューサーのTAKESHIで、入籍したのはおよそ1年半前とのこと。なれそめや新婚生活について、夫婦でたっぷり語ってくれた。
1月5日に正式に付き合うことに
─交際のきっかけは?
TAKESHI「'24年1月1日が、いろんな開運日が重なる“最強の日”らしくて。普段はそういうことをあまり信じないのですが、あやかって絶対その日に付き合い始めたいと思ったんです。
お正月で島根の実家に帰っていた彼女に電話をかけて“帰ってきたら付き合ってと言い直すから、ひとまず仮契約として今日、付き合い始めたことにしてくれない?”とお願いしました。そのほうがなんとなく縁起いいじゃないですか(笑)」
園山「そのときは“仮契約ってどういうことだろう?”と思いつつ、なんだか面白いからいいかなと思って(笑)」
TAKESHI「それで、1月5日に正式に付き合うことになりました」
─その時点で結婚は視野に入れていた?
TAKESHI「結婚を考えられない相手と付き合うような年齢でもないですからね……。とはいえ、一緒にいてみないとわからない部分もあるので、居心地がよかったらそのまま結婚したいな、と。こんな誠実そうな言い方をして、そのイメージを背負える自信もないのですが(笑)」
園山「でも、思ったより誠実な人でビックリしました。“彼女が途切れたことがない”と、自分で言っていたこともありましたが(笑)」
TAKESHI「それと“不誠実”は、別の話じゃない?」
園山「まあ大人ですし、男の人はそんなものですよね(笑)」
─そんな中で、園山さんと結婚した決め手は?
TAKESHI「今まではずっと自分が中心で、朝、目覚めるとまず、手首や喉の調子を確認するという生活を何年も続けていて。それがいつの間にか“もう起きたかな”とか“何をしているかな”とか、彼女のことを考えるようになったんです。朝起きて最初に考えることが自分のことではなくなって“もう僕は付き合ってもらうしかない状態になってしまったんだ”と気づいたんですよね。……なんか歌詞みたいですね(笑)」
園山「そんな歌があるの?」
TAKESHI「ないんだけどね(笑)」
─では、プロポーズは?
TAKESHI「'24年3月15日も最高の開運日らしく“籍を入れるんならこの日じゃないかな”と話して籍を入れることになりました。いわゆる“プロポーズ”のようなことはしていませんが、歌でも作ればよかったかな(笑)」
開運日という踏み出すきっかけがあって、ありがたかった
園山「でも、私は開運日を全然、気にしていないんです。後から知ったのですが、私が最初にお店をオープンした日がその年で最悪な日だったらしく、それでもうまくいったので(笑)」
TAKESHI「僕的には、開運日という踏み出すきっかけがあって、ありがたかったですね」
─はじめから“別居婚”とのことですが、その理由は?
園山「私が仕事で世界中を飛び回っているので、空港や新幹線の駅に近いところがよくて。そこで一緒に暮らすことも考えたのですが、いい物件が見つからなくて」
TAKESHI「そうそう。今の俺の家には地下にスタジオがあって、駐車場があって、ギターをたくさん保管するための広さがあって、そういう条件だとなかなか都心で見つけるのは難しくて。老後は一緒に住んだほうがいいと思っているのですが、お互いが元気で働いているうちはこのままかな。寂しいともあまり思わないですね。だって、別居婚といってもふたりとも都内にいるんですから」
園山「でも、これはお互いがちゃんと自立しているからこそ、成り立つと思います。それぞれの生活がありつつ、一緒にいる生活もあるというのが心地いいんでしょうね」
TAKESHI「連絡もいつでも取れますしね。毎日LINEもしていますし」
園山「私はあまりまめに連絡をするタイプではないのですが、いつも“おはよう”とか送ってくれます」
TAKESHI「生存確認も含めてね(笑)」
─ふたりでいるときは何をして過ごしている?
TAKESHI「だいたい僕がお酒を飲んでいるのですが、料理を作ってくれます。ぜひ皆さんに食べてもらいたいのは、僕の大好物の鶏皮をカリカリに焼いたやつですね。1人でいるときにも作ってみたいのですが、案外難しいらしくて」
園山「ただ焼くだけじゃなくて、実は結構コツがいるんですよ。逆に、私の誕生日に料理を作ってくれたこともあったよね」
TAKESHI「味のないパスタね(笑)。お祝いとしてペペロンチーノを作ったのに自分で笑っちゃうくらいおいしくなくて、結局、味を調えてもらって……」
園山「でも、同じときに作ってくれた豚キムチはおいしかったよ」
TAKESHI「あれは誰が作っても、大抵おいしくなるじゃん(笑)」
─先日のTAKESHIさんの誕生日は、ハワイでお祝いしたとか。
園山「そうですね」
TAKESHI「最高でしたね。現地に着いたらサプライズで共通の友達が待っていてくれて……。こっそり考えて準備をしてくれたと思うと、すごくうれしかったです」
ある意味“ジェットコースター人生”の1つだと捉えている
園山「あとは、私の知り合いの飲食店にたくさん行きました。行く先々でバースデープレートを出していただいて」
TAKESHI「バースデープレートといえば、飛行機でいろいろあったよね(笑)」
園山「そうだね。機内でCAさんにお祝いプレートをお願いしていたんですが、事前に“ご確認してください”と言われて見せてもらったんですね。そしたら、彼の名前ではなく、過去に騒動になった方の名前が書かれていたんです。“これです”って言われて、とりあえずその場で写真を撮って、よく見たら“え? 嘘でしょ!?”と(苦笑)」
TAKESHI「それを聞いて、思わず笑っちゃいましたね。思わぬハプニングを体験できて面白かったです。妻も一応こういう業界にいる人間ですし、過去のこともある意味“ジェットコースター人生”の1つだと捉えているので(笑)」
園山「でも悪いことはしてないし、ほぼ仕事しかしていないので、そろそろ本当の園山真希絵という人間を知ってもらい、“メリーゴーラウンド人生”にしたいです(笑)」
─ちなみに、結婚式の予定は?
TAKESHI「そのあたりは、人を喜ばせることや縁結びのプロにお任せします(笑)」
園山「えー、プレッシャーだけど、自然の流れとおせっかい気質に任せてみます(笑)」
紆余曲折も“言葉より大切なもの”に出会えたようだ。
