
21日、本会議で行われた首相指名選挙で自民党の高市早苗総裁が第104代首相に選出され、憲政史上初の女性首相が誕生した。発足する高市新内閣の人事の概要が続々と明らかになり、国民の関心は一気に高まっている。
新内閣の小野田紀美参院議員に期待の声

新内閣では防衛大臣に小泉進次郎前農水大臣、外務大臣には茂木敏充元幹事長、総務大臣に林芳正氏、官房長官には木原稔前防衛大臣、財務大臣に片山さつき氏、経済安全保障大臣には小野田紀美参院議員が抜擢され、高市新首相が重視する外国人政策も担当する予定だ。
総裁選を戦った4人を要職で起用するという高市氏の主張どおり、挙党一致の体制が築かれた形に国民からは、
《この人、女性という括りでは吉田沙保里の次に強いと思ってる。頑張れ!》
《小野田紀美経済安全保障大臣。片山さつき財務大臣。最高の起用》
《トップが変わるだけで、こんなにものごとがサクサク動くなんて今までの政権は何だったの?って言いたくなってしまう》
と、新内閣の人事に国民からの期待や反響が大きくなっている。特に期待の声が大きかったのが小野田紀美議員だ。
小野田議員は1982年、アメリカ・イリノイ州生まれで父はアメリカ人、母は日本人という国際的な背景を持ちながら、1歳から岡山県瀬戸内市で育った。拓殖大学を卒業後、東京都北区議会議員を2期務め、2016年7月の参議院議員選挙で岡山県選挙区から初当選。第二次岸田内閣においては防衛大臣政務官を務めるなどしていた。
国会質疑などでは在留外国人急増に関して「呼ぼうとしている政治が悪い」「行うべきは、国会を通さずに厚労省の通達で決められた外国人への生活保護の廃止と、永住資格の更新厳格化です」など、個人のXでも外国人問題に言及して国民からも賛同の声が多い状況だ。
小泉進次郎氏にも期待?

そんな期待が高まる新内閣の人事だが、ステマ疑惑で評価を落とした小泉進次郎氏の防衛大臣起用も国民からは歓迎されているようで、
《自衛官や官僚の助言・サポートが大前提の防衛大臣は傀儡力の高い進次郎と相性がいいのでは》
《小泉氏が好き勝手にできない防衛相の選任は文句無しの適任》
《有事より災害などの時に間違いなく進次郎は早く動こうとすると思う。(結果を出したいから)こういう人の使い方もあるのかもしれない》
など、「よく考えたら妙案」との評価を受けている。
「小泉進次郎氏の防衛大臣起用に懸念の声もありますが、高市首相自身が安全保障に精通していますし、自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣です。高市氏は小泉氏に重要閣僚として経験を積ませることで将来への投資と考えているという見方もできます。
一方、小野田紀美氏の外国人政策担当は、これまで曖昧にされてきた問題に正面から取り組む姿勢の表れで、永住資格や外国人生活保護の見直しなど、具体的な政策実現に向けて動き出す可能性が高いため国民からの信頼や人気も出てくるでしょう」(政治部記者)
高市新内閣の人選、維新の会との連立という新たな枠組みの中でどのような政策を実現していくのか、国民の注目と期待が高まっている─。