
大谷翔平のミラクルな活躍が止まらない。10月17日(日本時間18日)、ドジャースがナ・リーグ優勝決定シリーズの第4戦に勝利し、2年連続のリーグ優勝とワールドシリーズへの出場を決めた。
大谷翔平の偉業に米メディアも各方面で称賛

この日、二刀流として出場した大谷は投手として6回0/3を2安打無失点、10奪三振を記録する好投。これだけでも特筆すべき活躍だが、さらに打者として先頭打者本塁打を含む3本の本塁打を放つなど、まさに前代未聞の活躍を見せた。
シリーズMVPも獲得した偉業に、現地メディア・FOXスポーツは解説を務めるレジェンド達の興奮を伝えている。数々の記録を打ち立てたアレックス・ロドリゲス氏は、「今、彼は地球上で最も影響力があり、最高のアスリートだ」と称賛した。
「A・ロッドだけでなく、通算541本塁打で米野球殿堂入りしたデービッド・オルティス氏も絶賛しています。“ベーブ・ルースが活躍していた頃、俺たちは誰もいなかったんだ”と往年の野球の神様を引き合いに出し、“この時代に生まれて、偉大な選手の活躍を見られるなんて本当に幸せだよ”と笑顔で語りました」(スポーツ誌ライター)
この活躍をトランプ大統領も称えた。20日、米大学野球の優勝チームの表敬訪問を受けた際、大谷について「いい日本人選手がいた」とジョークを言いながらも「最高の投手の1人であり、最高の打者の1人」と話題にあげた。ドジャースが昨年のワールドチャンピオンとしてホワイトハウスを表敬訪問した際には、大谷はトランプ大統領から「まるでムービースターだ」と熱い激励を受けていた。
巨額の契約金は元が取れている?

止まらない大谷の活躍は、その経済効果も計り知れない。ドジャースが大谷と結んだ巨額の契約金はすでに“元が取れている”と、米スポーツ局「ESPN」の元記者ジューン・リー氏が自身のXで明かした。
「契約金は、10年7億ドル(約1014億円=契約当時)という莫大な額。しかしリー氏は、なんと初年度で全額回収したと言います。その理由として、チケットやグッズ収入、日米でのスポンサー契約、さらに日本人のLA観光客が9割増になったことなどをあげていました。実際、米経済誌『フォーブス』が2025年3月に発表した球団資産価値では、ドジャースは68億ドル(約1兆200億円)でヤンキースに次ぐ第2位、前年比25%増と驚異的な成長を見せています」(前出・スポーツ誌ライター)
経済面での“偉業”にネット上では、
《MLBとしても笑いが止まらんでしょうね》
《まさにプライスレス。脱帽でしかない》
《1000億の契約が安く感じる大谷翔平の恐ろしさ》
《ドジャースはべらぼうに安い買い物をして丸儲けとしか言いようがないね!》
と興奮の声が収まらない。
利益の実数が公開されているわけではないが、元々人気の高い球団に大谷が加入したことで、その経済効果は相乗効果で跳ねあがっていることは確かだろう。ワールドシリーズで世界一を勝ち取れば、ますますそのコスパの良さが注目されるかもしれない。