
【この度は私の軽率で、心ない言動、行動によりファンの皆さま、球団関係者の皆さま、相手の女性の方、そして妻を裏切ってしまったこと、不快な思いをさせてしまったこと、深く反省しお詫び申し上げます】
10月22日、自身のインスタグラムで謝罪の弁を述べたのは中日ドラゴンズ・柳裕也投手(31)。2016年にドラフト1位で入団して以降、着実にキャリアを積み上げて迎えた“節目”のタイミングに、見事に“狙い撃ち”されてしまった。
23日発売の『週刊文春』で報じられたのは、そんな柳投手による女性がらみのスキャンダル。妻と2人の子どもを持つ、家庭ある身でありながら【地元愛知に住む一般人のA子】との不倫に溺れていたというのだ。
「同誌が入手したA子さんとのLINEでのやり取りには、奥さんを傷つけるような言葉もあり、“浮気ではない”とする本気度も伺えます。これに元モデルの奥さんも当初は“離婚”もよぎったようですが、子どものことを考えて留まったのでしょう。
今は柳投手も反省し、夫婦間でも問題は解決しているとのことで、本来ならばこれ以上の詮索は必要ないのですが……」
在京球団を取材する野球ライターが危惧するように、この“タイミング”での不倫騒動は彼のキャリアに影響を及ぼしかねない。SNS上でも呆れ返る声が続出ーー。
争奪戦が繰り広げられるはずだった
《せっかくのFAも台無しだな 他球団にもスキャンダルは1番嫌がられるだろうし》
《柳やっちまったなあ…。 中日に居場所なくなったんじゃないか?》
《柳くん、こんなタイミングで何してくれてるんですか! ベイスターズ的に欲しかったのに、、これでパーですわ》
2025年シーズン中に晴れてFA権(フリーエージェント)を取得した柳投手。オフには残留交渉に努めるであろう中日、そして獲得に乗り出すであろう他球団による争奪戦が起きるものと見られていた。

2025年は故障や不調もあって3勝、勝ちに恵まれないシーズンが続いたが、2021年には最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した実績ある右腕。派手さはないものの安定した投球で、9年間での防御率は3点台前半、通算51勝を積み重ねている。
「打線の援護が少ない中日だけに、他球団ならもう少し勝ち星を重ねていたようにも思える柳。そして今季年俸は1億1000万円と、他球団と比較して額面が抑えられがちだけに、毎年の契約更改で保留するシーンも幾度となく見られました。
FA権を行使すれば、中日でも少なく見積もって2億〜2億5000万円、資金力がある球団なら3億円の4年契約も見込める投手でしたが」(前出・野球ライター、以下同)
プロ野球選手として最も高く売り出せるタイミングで、自ら招いた不倫騒動で商品イメージを損ねてしまったわけだ。
不倫騒動を受けても獲得に動く球団
FA宣言した暁には、横浜高校出身だけに横浜DeNAベイスターズをはじめ、多くの球団が移籍先候補になると目されたが、今回の件を受けて、それでも動く球団はあるのだろうか。
「3位からの巻き返しを図る、オフに大型補強に動くであろう巨人は“GOサイン”が出そう。菅野智之(36)がメジャーリーグに移籍し、その穴を埋めるはずだったエース・戸郷翔征(25)がまさかの不調に陥りました。二桁勝利は山﨑伊織(27)だけと先発陣が心許ないだけに、中日の戦力を削ぐ意味でも獲得は道理にかなっています。
それに阿部慎之助監督(46)をはじめ、杉内俊哉投手コーチ(44)、退団した二岡智宏元コーチ(49)、はたまた坂本勇人選手(36)など過去に女性スキャンダルを報じられてもプレーした“先輩”らもいます。不倫にも寛容、とは言いませんが、結果さえ残せば大型契約で迎えてくれる球団ではありますね」
プロ野球選手として、家庭人として信用を取り戻すには、しっかり仕事で応えていくしかないようだ。