国分太一

 元TOKIO国分太一が、番組降板をめぐる日本テレビの対応に瑕疵(かし)があったとして、日本弁護士連合会(日弁連)に人権救済を申し立てていることがわかった。

 10月23日の午後3時から、代理人が会見。突然活動休止を発表し、一切表舞台に姿を見せていない国分の動きについて、ネット上にはさまざまな声が上がっている。

株式会社TOKIOは廃業に

 今年6月20日、国分にコンプライアンス違反が判明したとして、所属事務所が無期限の活動休止を発表。同日に日本テレビは会見を開き、過去にコンプライアンス上の問題が複数あったとして、レギュラー出演していたバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板を発表した。

「会見には日テレの福田博之社長が自ら登場。5月27日に国分さんのコンプライアンス違反を把握し、弁護士による調査を経て降板を決定したそうです。一方で“問題”の具体的内容については、刑事告訴するような事案ではないとしつつ、プライバシー保護を理由に明かされず。

 なお、この事態を受けて、国分さんが出演していた日テレ以外のレギュラー番組も、すべて放送休止または出演見合わせとなりました」(スポーツ紙記者)

 国分のコンプラアンス違反によって最も大きな影響を受けたのは、TOKIOのメンバーだった城島茂松岡昌宏だろう。

 6月25日に「グループ『TOKIO』として再び信頼をいただき、応援いただくことは難しい」との理由から、同日付で解散を発表。2021年に設立した株式会社TOKIOも廃業するという。

国分の主張の“矛盾”

 そして騒動から約4か月がたった今、国分は日テレの対応を“人権侵害”として訴えている。23日の会見には代理人が出席し、状況を説明した。

「代理人によると、国分さんは自らの言動を顧みて深く反省の日々を過ごしているそうですが、“まずは謝罪をさせてほしいというお願いも受け入れてもらえない状況”だといいます。日テレから、プライバシーの遵守を理由に、事案について具体的な公表を控えるよう伝えられているため、“自分がなにをもって降板させられれたのか、言ったことと認定されたことがマッチしているかどうかが分からず具体的な謝罪ができない”とのこと。日テレ側との対立は望んでおらず、“自分がやったこととの答え合わせをしてほしい”と考えているそうです」

スタッフが用意したプールで下着姿になって涼む国分太一(元スタッフ提供)

 この件について、ネット上では《日テレ側の主張に間違いがあるなら、きちんと司法に委ねたほうがいい》《具体的に何があったのかさっぱりわからないけど、謝罪もできないのはちょっと異常に見える》などと違和感を覚える声が多い。

 一方で、

《何をもって降板させられたのか分かってないこと自体が問題では…》

《ピンときてないのに深く反省? 謝罪はしたい? なんか矛盾してない?》

 といった指摘も見受けられる。

「とにかく不透明なことが多すぎるので、世間の反応もさまざまです。中には《もともとの素行の悪さが招いた自体だと思うので、何をしても状況は変わらないよ》《ハラスメントがあったことは本人も認めてるわけだし、今さら日テレと戦っても厳しいでしょう》など、冷静な声もあります。今回の訴えがどのような結果になっても、メンバーや関係者に迷惑をかけ、ファンを失望させた事実は消えませんからね」(芸能ライター)

 国分が“活動再開”する日は来るのだろうか……。