10月21日に発足した高市内閣。これまで問題視されてきたこども家庭庁の大臣は、三原じゅん子氏から黄川田仁志氏に引き継がれた。公認決定後、三原氏は自身の公式Xを更新。黄川田氏へのメッセージを綴ったが、その内容が国民の反感を買っている。
いまなおコメント欄は閉鎖
「黄川田氏は高市新内閣のもとで、内閣府特命担当大臣に任命されました。若者活躍、男女共同参画、女性活躍、など様々な分野を担当し、その中にはこども政策、少子化対策も盛り込まれています。22日の就任記者会見に臨んだ黄川田氏は、こども政策について、「こども・若者の視点に立った政策づくりを通じて、『こどもまんなか社会』の実現に取り組んでいく」と決意を表明していました」(全国紙記者、以下同)
黄川田氏の起用によって三原氏は大臣の座を去ることになった。21日の夜、彼女が更新したXには、《私の後任には高市総理の最側近である黄川田氏! さすが高市総理》と、黄川田氏抜擢について称賛し、さらに、《こども家庭庁の重要性をご理解頂いていたと確信しました! 頑張れ》と今後のこども家庭庁の未来に期待し、エールを送った。
しかし、この投稿には1000件以上ものリポストが集まり、国民からの嫌悪感を抱く声が集まっていた。
《黄川田大臣に上から目線で物が言える程あなた様は何かしたのですか?》
《頑張れって言える立場でもないのよ》
令和7年度は約7.3兆円もの予算が注ぎ込まれたものの、三原氏が大臣を担当して以降、目に見えた成果がない。黄川田氏へのエールは上から目線だと国民の反感を買ったのだ。
さらに政治ジャーナリストによると、国民が三原氏へ毛嫌いするのは、他にも理由があるという。
「内閣が総辞職した21日、最後の大臣記者会見に臨んだ三原氏。24分間に及ぶ会見の中で、《大臣就任時から現場に足を運び、様々な関係者の方の声に耳を傾けて政策に反映させることを大事にしながら取り組んできた1年でした》と大臣としての活動を振り返りました。しかし、“耳を傾けてきた”といいながらも、彼女のXのコメント欄は閉鎖され、SNS上の国民の声はまったく届いていませんでした」
今もなおコメント欄は閉鎖されており、開く気配はない。そんな行動が伴わない発言が国民の怒りを爆発させているのだ。
「後任の黄川田氏も、高市首相が総裁選の出馬会見に挑んだ際に司会を務め、《一番奥の机の顔が濃い方》などと記者を指名して物議を醸しました。しかし国民からは、三原氏が続投するよりもましだという声も聞こえてきます。三原氏は同会見で、《私は大臣を離れますが、それぞれの施策が今後も着実に進むように私自身も引き続き力を尽くしていきたいと考えております》とも語り、前向き姿勢を貫いていましたが、ありがた迷惑な話だと感じる人もいるのだと思います」
次こそは、国民が納得する結果を期待したい。
