日本時間10月25日に開幕する、MLBのワールドシリーズ。ロサンゼルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズによる“頂上決戦”に向けて注目が集まる中、ドジャースの佐々木朗希が前日の会見に臨んだ。
佐々木朗希「中継ぎに向いているとは思わない」
今シーズンの佐々木は、5月に右肩の痛みで戦線を離脱。4か月以上のリハビリを経て、先発ではなく“中継ぎ”としてチームに復帰した。その後はポストシーズンのリリーフ登板で活躍し、クローザーを務めた試合では三者凡退でゲームを締めくくるなど、「新守護神」としてアメリカでも注目を浴びている。
「マイナーでのリハビリ中は持ち味であった球速の低下に悩まされた期間もありましたが、フォームの見直しを行なって球威も取り戻しました。下半身の使い方にはまだ改善の余地があるそうで、会見では“まだまだもっと良くできる”と自信をのぞかせています」(スポーツ誌ライター)
ドジャースのロバーツ監督も「彼は最も重要な場面で使うリリーバーの一人」と語るなど、その活躍で見事に信頼を取り戻した佐々木。しかし、本人にはある“こだわり”があるようで……。
「会見で、中継ぎや抑えといった“救援”での登板について聞かれた佐々木投手は、“先発でも中継ぎでも球速自体は変わらない”“今投げているカットボールやツーシームをしっかりと投げていけば、先発でもやっていけると思う”と発言。自身の適性について、“そこまで中継ぎに向いているとは思わない”と語り、あくまで先発起用にこだわる姿勢を見せました」(スポーツ紙記者)
指摘されてきた“体力不足”
この発言に対して、日本の野球ファンからは、
《気持ちはわかるけど、ボスが決めることには意図があるからその辺は踏まえた方がいいと思う》
《少し活躍したからといってすぐ調子に乗る…日本みたいにわがままが通る国じゃないよ》
《相変わらずワガママ王子で草 それは君が決めることではない》
《いまは与えられた場所で仕事をするべきでは?》
などの反応が。
「佐々木投手は日本のプロ野球時代から、“体力不足”がたびたび指摘されてきました。千葉ロッテマリーンズに所属していた5年間で、規定投球回数に達したことはゼロ。ドジャース移籍後の今シーズンも、5月12日の精密検査で故障が判明した際には《やっぱりな》という声が寄せられました。さらに、検査前から右肩の違和感を自覚していたにも関わらずチームに報告をしていなかったことまで発覚し、プロとしての姿勢にも批判の声が集まりました。リリーフ登板での復帰後は活躍に賞賛が寄せられていますが、スタミナが求められる先発起用を再び勝ち取るのは、簡単ではありません」(前出・スポーツ紙記者)
とはいえ、1年目でワールドシリーズに辿り着いたことについては、「正直、たまたま運よくここにいただけ。今回こうしてプレーできることに感謝している」と謙虚に語っている佐々木。迎える大舞台では、今ある力を尽くしてチームの勝利に貢献してほしい!
