10月24日に放送当日の“緊急差し替え”が発生した『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)。
「番組は“緊急打ち切り”へと舵を切っているそうです。今週中に最新回の収録を予定しているというものの、よほどのことがなければこの収録分を持って番組は終了。ネット上でも大きな物議を醸しているこの問題ですが、それだけフジはMCを務める千鳥の大悟さんの気持ちを踏みにじってしまったようです」(テレビ局関係者)
『酒のツマミ』番組打ち切りの可能性
2024年2月までは『人志松本の酒のツマミになる話』として放送されていた同番組だが、ダウンタウン・松本人志の活動休止後は大悟が松本に代わりMCを務め、約1年半に渡って番組を盛り上げてきた。
「このMC交代は完全に松本さんの“代打"という感覚で、大悟さんとしては松本さんが復帰した際に『戻って来る場所を残したい』という気持ちから引き受けたもの。
スタジオ中央には頬を赤らめたMCの肖像画が飾られているのですが、松本さんの肖像画を撤廃して大悟さんのものと差し替えられる際にも、その是非を巡ってひと悶着あったというくらいです。それだけ大悟さんは、松本さんや番組に対するこだわりが強かったのですが……」(スポーツ紙記者)
24日放送分はハロウィーンにちなんで大悟が松本のコスプレをしていて、予告映像も流されていたが、これが放送当日になって突然3月放送回の再放送に差し替えられてしまった。
「大悟さんによる松本のコスプレは昨年の同時期にも披露されていただけに、現場スタッフからしても問題なしとの判断でしたが、放送当日になって一部のフジ幹部による“待った”が掛けられた。
結果、大悟さんだけでなく他の出演者や全番組関係者に対する裏切りに等しい形で同回は放送見送り、つまりお蔵入りとなった。番組の公式サイトやSNSでも特に告知やお詫びもされておらず、もはや『編成』ではなく『事故』レベルの話となってしまいました」(前出・テレビ局関係者)
“疑わしきは排する”対応
昨年時点では『週刊文春』(文藝春秋)との裁判も集結しておらず、松本を巡ってはいわば“グレー”の状態だったわけだが……。
「フジ幹部が問題視したのは、松本さんではなく中居正広氏を巡る一連の性加害疑惑騒動との関連を考慮してのものだったとか。同騒動によってフジ上層部も刷新されており、1年前と同じ判断にはならなかったようです。
ただ、さすがに放送当日の差し替えによる悪影響は凄まじいものがあり、結局フジサイドは千鳥所属の吉本興業をはじめ関係各所へのお詫び行脚を続けているようです」(前出・テレビ局関係者、以下同)
しかし時すでに遅しで、もはや大悟の気持ちは“降板”で固まってしまったようだ。
「今週の収録は12月上旬の放送回を予定していますが、このままいけば3月の改編期を待たずしてその回の放送をもって『ツマミになる話』は終了となります。
最近でも松本さんのVTRを使用しているTBSや、『DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)』に番組のアーカイブ配信決定を発表した日本テレビとは対照的に、フジは“疑わしきは排する”対応を見せてしまった形です」
なお、放送差し替えとなった24日は『ダウンタウンプラス』の事前登録開始日だった。本来盛り上がりを見せる日に大悟だけでなく松本、さらにはそのファンにも怒りと悲しみを提供してしまったフジだが、次に情報発信されるのは果たして番組終了のお知らせとなるのだろうか。
