玉木雄一郎

 高市早苗内閣発足前、自公連立解消時には「キーパーソン」と言われていた国民民主党・玉木雄一郎代表。しかしその後、賛意を示していたはずの「議員定数の削減」についてたった1日で意見を翻すなど、その姿勢に非難が集まっている。

国民民主党の支持率は低下

 日本維新の会の吉村洋文代表も、出演した『ひるおび』(TBS系)で「すぐ変わりますね。ちょっと前まで賛成って言ってましたよね、明確に。どうかと思う」と、不快感を表した玉木代表の心変わり。そうした経緯もあり、国民民主党の政党支持率は下落しているようだ。

「産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が10月25日と26日に実施した合同世論調査では、国民民主党の政党支持率は4.6%。前回9月におこなわれた調査と比べると、1.9%減少しました。

 今回の首相指名選挙を巡って、玉木氏は公明党との連携を強めたり、吉村氏を“二枚舌”と非難したりと、有権者からたびたび突っ込まれる行動を取ってきていますから、その影響ではないでしょうか」(政治評論家)

 一連の動きに、世間からも《本当にコロコロと意見を変える》《意見が変わりすぎてこの人は信用できない》などと不信感を抱かれているが、10月26日には奈良県生駒駅にて街頭演説を実施。ガソリン暫定税率廃止について、高市政権に年内の実現を求めると発言した。

玉木氏の「手柄」アピールにウンザリ

 以前から国民民主党が要望していたガソリン暫定税率の廃止について、改めて言及するのは何もおかしなことではない。

 しかし、玉木代表は「高市総理の手柄にしてもらっていい」「(自分たちが)何年も前から提案して」「結局実現するのは与党」「手柄のためにやってるんじゃなくて」「もう手柄は誰か取ってください」と、しきりに“手柄”を強調。この姿勢にはネット上から、

《手柄手柄ってうるせえよ》

《手柄って発想が出てくるのがまずおかしい》

《最初に言ったのボクだもんって言いたいんだな》

《ダメだ、器が小さすぎる……》

 とブーイングの声があがっている。

玉木雄一郎代表

「さらに注目を集めているのが、玉木氏が27日にポストしたXの内容です。来たる臨時国会での本会議代表質問で、《今、高市総理に聞きたいこと、お願いしたいことなどあれば、どしどしお寄せください》と募集しているんです。国民民主党の公式アカウントでも同じく募集しているのですが、代表質問の内容を“公募”するというのは、本来の趣旨から外れているのでは……との指摘もありますね」(前出・政治評論家)

 案の定、このポストにも、

《やることなすこと軽すぎるの一言に尽きる》

《ただのアピールというのが透けて見えちゃってますよ》

 など、呆れる声が続出している。

 以前から“大事なところで判断を誤る男”と評判の玉木代表。そろそろ、どっしりと構えた姿を見せてほしいものだ――。