高市早苗氏の首相就任後、その政策や外交について多くの議論が交わされている。中でも、自民・維新の連立による新政権誕生で注目を浴びているのが憲法改正問題だ。
『WEST.』中間淳太の発言が物議
憲法改正を巡り、『日本維新の会』は陸海空軍その他の戦力の保持を否定しており、戦力不保持をうたっている憲法9条2項を削除し、自衛権や自衛隊を「国防軍」と明記することを主張している。
ワイドショーなどでもこの問題は多く取り上げられているが、10月25日に放送された『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で繰り広げられた議論が物議を醸している。
「憲法9条改正について、MCの東野幸治さんが“ほかの国々は憲法をよく改正したりしてるんですか?”と、元統合幕僚長の河野克俊氏に質問。河野氏は“いっぱいやってます。同じ敗戦国のドイツは、50何回やってるんじゃないですかね”と答え、諸外国と日本の違いに言及しました。
一方、ネット上で波紋を広げているのは、レギュラー出演しているWEST.の中間淳太さんの発言です。中間さんは“時代に合わせて憲法変えるのは、当たり前だと思うんです。スマホをアップデートするみたいなもんじゃないですか”と発言。国防に関わる憲法問題を“スマホ”と同等に扱う発言に対して、疑問の声が殺到しています」(政治ジャーナリスト)
中間淳太の“言葉選び”に集まる苦言
中間の“スマホ”発言について、ネット上では、
《日本国憲法はスマホではありません》
《38歳にもなって、憲法改正はスマホアプデだって…》
《むしろ君が言葉選びをアップデートした方が良い》
《憲法のことなんだと思ってんの?こんなん38歳児やん》
などの声が寄せられている。一方で、《比喩が適切かは置いといて、時代に合わせるのは当たり前》《他国の状況も見れば、言いたいこと自体は間違ってない》など、その考えに理解を示すコメントも。
「番組内で中間さんは、過去に自衛隊の潜水艦の取材に行った際のエピソードも交えて、“あの過酷な状況の中で頑張ってくださってる人がいる、ってのをしっかりと分かるべきだと思います”とも発言。彼なりの思いから述べた“持論”だったようですが、センシティブな話題だけに、言葉選びにはもう少し慎重になったほうがいいでしょう」(前出・政治ジャーナリスト)
政界が大きな変化を迎える中、憲法改正を巡って思わぬ形で注目を集めることとなった中間。本当にアップデートが必要なのは、果たして――。
