Koki,

 2025年11月4日、“最もジーンズが似合う有名人”を決める『第42回ベストジーニスト2025』の授賞式が開催された。協議会選出部門では、俳優でモデルのKoki,が受賞。シンプルなデニムのセットアップに黒のピンヒールを合わせて登場し、「ジーンズは私のファッションの中でマストハブアイテム」と語り、笑顔を見せた。

Koki,bがベストジーニスト賞に

『第41回ベストジーニスト2024』の「一般選出部門」を受賞したSnowManの目黒蓮

 日本ジーンズ協議会が主催する同アワードは、「一般選出部門」「協議会選出部門」「次世代部門」の3部門で構成されている。なかでも注目を集める一般選出部門では、10~50代の男女1万人をSNS調査でランダムに選出。“最もジーンズが似合うと思う有名人”に投票してもらい、得票数の多い男女各1名が選ばれる仕組みだ。今年はSnow Manの目黒蓮が2年連続で受賞し、今田美桜が初受賞を果たした。

 また、Koki,と同じく協議会選出部門では、お笑い芸人のみなみかわ、俳優の松本若菜、ダンス&ボーカルグループのHANAが選出。同部門の特別貢献賞には、ジーンズ文化の普及に寄与したとして、声優の花江夏樹と株式会社ポケモン・株式会社ポケモンセンターの上郷頼臣代表取締役社長が表彰された。さらに次世代部門では、スケートボード日本代表の猪又湊哉選手と、モデルで俳優の紺野彩夏が受賞している。

「ベストジーニストといえば、Koki,さんの父親である木村拓哉さんが、1994年から1998年まで5年連続で受賞したことでも知られています。そのためKoki,さんは父の受賞時のファッションを調べ、『やっぱりかっこいい、似合うなと思いました』とはにかみながら語っていました」(芸能ライター)

以前から選出基準に疑問の声

フェンシングの太田雄貴

 だが、この『ベストジーニスト』をめぐっては、以前から選出基準に疑問の声が上がっていた。

「2008年に受賞したフェンシングの太田雄貴さんは、『普段はジャージで過ごすことが多いので、なぜ選ばれたのか分からない』と困惑気味にコメント。授賞式では“借り物”のジーンズで登壇したことも明かしています。毎年、ジーンズのイメージがない有名人の選出、人気投票のようなアイドルの受賞などもあり、基準の曖昧さは否めないでしょう」(前出・芸能ライター)

 今回のKoki,の受賞を受け、ネット上では再び議論が沸騰。

《Koki,にジーンズのイメージとか全然ないんですけど》

《親子受賞の話題作りか?選出基準がまったくわからん》

《なんか賞の価値を感じないんだよな》

 といった声が相次いでいる。

 長い歴史を持つベストジーニストだが、賞そのものの存在意義がいま改めて問われているのかもしれない。