立憲民主党の杉尾秀哉議員が、11月12日におこなわれた参議院予算委員会に登場。その質疑応答が国民から酷評されている。
「通告なし」質問連発の杉尾議員
杉尾議員は冒頭の質問で、立花孝志党首が逮捕されたNHK党に所属する齊藤健一郎議員と自民党が参院会派を組んでいたことに言及。
自民党にはNHK党と統一会派を組んでいた責任があると厳しく批判した。ネット上では「予算委員会でする話じゃないだろ」「何が何でも高市早苗首相を非難しようという姿勢は辟易する」などの批判が続出することに。
「質問内容はもちろんですが、杉尾議員の“態度”にも非難が集まりました。高市首相が反論すると苛立ったように立ち上がり、委員長から指名を受けていないにもかかわらず自身の主張をまくしたてようとしたのです。また、この冒頭質問が“通告なし”の質問であったことにも批判が集まっています」(全国紙政治部記者)
その後、杉尾議員は高市首相らの過去発言のパネルを次々と取り出し、片山さつき財務大臣が2012年に「生活保護は生きるか死ぬかのレベルの人がもらうもの」と発言していたと追及。
また、高市首相が2012年の講演で社会保障全般に関して、「さもしい顔してもらえるものをもらおうとか、弱者のフリをしてでも得しよう、そんな国民ばっかりになったら国が滅びてしまいます」と述べたなどと批判した。
杉尾議員の「仕事アピール」投稿
加えて杉尾議員は再び、質問通告をおこなっていなかった不正受給の割合についても質問。高市首相らに鋭い矢を打ち込みたかったのだろうが、通告なしで過去のことばかり掘り返して何も前進しない質問姿勢に、国民からは「過去を掘り返して人を批判する前にルールを守れ」などといった厳しい意見が寄せられている。
そんな杉尾議員は自身のXで、大量の迷惑メールが送られてきていると投稿。
警察に被害届を提出して受理されたと明かし、《なぜ政権が変わったらこんなことが起きるのでしょうか?》とコメントしたのだが、「ほんとに迷惑メール?ただの抗議メールなんじゃないの」「ご自身の発言を振り返ってみたらわかるのでは?」「国民の意見を迷惑メールで切り捨ててる」など、やはり世間からは辛辣な声が続出することに。
さらに、11日にXに投稿された仕事中の写真にもツッコミが殺到している。
「Xに投稿されたのは、杉尾議員が書類の山に囲まれたデスクに座り、電話をしながら頭を抱えている写真です。ひと昔前なら、大量の仕事に囲まれた忙しい人だとアピールできたのかもしれませんが、積み上がった書類は逆に仕事をさばききれてない、“仕事しているアピール”といった印象を世間に与えました」(前出・政治部記者)
ネット上では、「書類に囲まれてる中で必死に仕事してますアピール?今は令和だぞ」「わざとらしく書類の山を積み上げてるだけ。アピールはいいから本当に仕事して」「逆に仕事できない人なのがわかる」「アピール写真撮ってる暇あるならまともな質問考えてよ」などの声が。
今は空回りしているだけかもしれないが、その努力が国民の納得する方向に向く日は――。
