たきざわ・しゅういち/'76年生まれ。'98年に西堀亮とお笑いコンビ『マシンガンズ』結成。'12年よりゴミ清掃員としても活動。著書に『ゴミ清掃員の日常』、『ごみ育』など多数

 お笑いコンビ『マシンガンズ』の滝沢秀一が、11月13日のXで投稿した内容が驚きを集めている。

“二重の袋”がポイント

 滝沢は2012年から芸人活動と並行して、ごみ収集会社の作業員として就職し、現在も続けている。その経歴を生かして、講演会やSNSでの積極的な情報発信も行っている。今回見せたのもそのひとつだ。

「滝沢さんは【今日のごみトリビア】と題して《友達から送られてきた写真です。小麦粉を袋にそのまま入れると回転板に挟まれた時に小麦粉爆発をします。笑いましたが、できれば小さい袋に入れてから、大きな袋に入れれば、破裂することがないので、よろしくお願いします》の写真とともに、作業着が粉まみれになった写真をアップしました」(スポーツ紙記者、以下同)

 滝沢は同ポストに小麦粉の正しい捨て方の写真もアップしている。

「滝沢さんはX上で多くの【ごみトリビア】を紹介しています。たとえば、『ドライヤー、ゲーム機、電卓などは希少金属であるレアメタルが取り出せるので資源として回収している自治体がある』『画びょうなど先のとがったものは発泡スチロールに刺してテープで固定してから捨てる』といったものです。写真付きで紹介されているものもあり、“わかりやすい”と評判です」

 今回の小麦粉の正しい捨て方も、X上では《回収のお仕事して下さる方を想像してゴミ出し出来て勉強になります》《ゴミの捨て方って、性格出るよね。他者を思いやれる人は安全に、綺麗に、ゴミを出せる》など、“勉強になった”といった反応が。

 現在の滝沢は“本業がゴミ清掃員、芸人は副業”となっていると語るのは放送作家だ。

「滝沢さんはゴミ収集員としての長年にわたる活動が評価され、2020年には環境省の『サステナビリティ広報大使』に任命されたほか、書籍では『このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景』をはじめ、多くの著書があります。“ゴミに詳しい芸人”として唯一無二のポジションを獲得していて、趣味をアピールする“◯◯芸人”を超えた説得力が生まれています」

 これからも“タメになる”、“意外と知らない”ゴミにまつわる情報発信に期待したいところだ。