11月9日・10日に札幌ドームでコンサートを行うSnowMan

 11月14日、『第76回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表された。注目を集めたのは、2年連続で紅白に出場していないSTARTO ENTERTAINMENT社のアーティスト。

Snow Manは「出場見送り」

「2023年にジャニー喜多川氏の性加害問題が取り沙汰されて以降、NHKはSTARTO社所属タレントの起用を見合わせてきました。2024年10月に起用再開が発表されたものの、紅白への出場は2年連続でゼロに。今年はどのような形になるのか注視されていましたが、『King & Prince』の出場が決定し、実に3年ぶりの出演復活となります」(スポーツ紙記者)

 King & Princeに関しては、同グループの元メンバーである平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太によるTOBE所属のユニット『Number_i』も紅白出場を決めており、2組の共演実現が大きな話題となっている。

 ついに復活した紅白とSTARTO社の“縁”だが、その動向が注目されていた屈指の人気グループはというと……。

「9人組グループ『Snow Man』は、今年の出場を見送る判断を下しました。NHKは、同グループについて“今年を代表するアーティストの筆頭格”“幅広い年齢層に支持され、活躍も申し分なく、番組を大いに盛り上げてくれる存在”として熱烈なオファーを送っていたそうですが、STARTO社やメンバーらの意向で見送りになったといいます」(同・スポーツ紙記者)

「ファンファースト」なSnow Man

 2020年に初出場が決まった際は、メンバーの体調不良などで敢えなく辞退することとなったSnow Man。翌2021年にリベンジ出場を果たし、2022年には2年連続の出場となっていた。

 そこから2年の間は、NHKの起用見送りもあって紅白から遠ざかっていた。3年ぶりの出場が叶わず、ファンは落胆……かと思いきや、その反応は異なるようだ。STARTO社のタレント事情に詳しいアイドル誌ライターはこう話す。

2022年、紅白に出場したSnowMan(NHK紅白歌合戦公式Twitterより)

「2023年と2024年の大晦日、Snow ManはYouTubeで生配信を実施してきました。ともに同時接続数100万人を超える大盛況で、これがファンからもかなり好評だったんです。グループはデビュー当時から“ファンファースト”という方針を一貫して掲げていますから、そんなメンバーの意向もあって紅白出場を見送ったとなれば、文句の声が上がるはずがない。もはや紅白出場は、彼らやファンにとってそこまで重要なものとはいえないでしょう。今年の年末配信についてはまだ発表がありませんが、出場見送りを受けて、すでにファンからは期待の声が殺到していますよ」

 STARTO社の人気グループといえば、SixTONESも昨年に続き音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN』への出演が決まっており、紅白へは出場しないことが伝えられている。

 事務所とNHKの関係は復活したものの、大晦日はファンと過ごすことを決めたSnow Man。その“カリスマ”的人気で、今年の年末も大いに盛り上げてくれることだろう。