いつまでも元気に2人で一緒にいたいね! 写真提供/加藤綾菜

 45歳もの年の差婚で話題となったおふたりも、今年で結婚15年目。今も変わらずラブラブで、加トちゃんへの愛情は増すばかりとか。「私の趣味は加藤茶です」と言い切る綾菜さんに加藤家の日常を届けていただきましょう。

加藤夫妻が話し合った「人生会議」

 あっという間に過ぎる秋。完全に冬が到来したような気候ですね。私は寒いのが苦手ですが、皆さん風邪などひいていませんか? この寒暖差で喉がイガイガしていて、蜂蜜を舐めたりしながら喉をいたわっています。

 加藤家は、季節の行事とは無縁で、特にハロウィンなどはやらないのですが今年はお友達夫婦のお誘いがありハロウィンディナーを楽しみました! かぼちゃにいろいろなおつまみが刺さっていて「どれにしようかな〜」と選びながら食べるのも楽しく、加トちゃんも子どもたちとカラオケをしたりゲームをしたり盛り上がっていました。

 また、身体を温めるために那須の温泉にも行きました。ちょうど紅葉も見頃で、朝は鳥の声を聞きながら温泉につかり、夜はきれいな月を見ながらたそがれました。ドリフで“風呂入れよ!”と言っているくせにお風呂が嫌いな加トちゃんも、湯船に1時間つかっていましたよ。私の腰痛も軽減して、すごくリフレッシュできました。

 遊んでばかりではなく、きちんと仕事もしております(笑)。宮崎で講演会を行いました。テーマは「ACP(エーシーピー)」人生会議についてです。

 これはアドバンス・ケア・プランニングといって、将来の医療や介護について、本人と家族、医療者が共に話し合って考えておくことで、もし病気が進んだり、本人が自分の気持ちを伝えられなくなったときにも、希望にそったケアができるようにするために事前に話し合うことです。

 人生会議というと堅く感じますがそうではなく、ふとした会話の中で「あなたはどうしてほしいか考えたことある?」など話しておくことが、将来とても役に立つと思います。

 義妹が亡くなったときは、生前、彼女に“どうしたい?”と切り出せず、何を望んでいたのか、本当にあれで良かったのかと悔やむ日々でした。なのでこれを読んだ方が家族と話すきっかけになればうれしいです。

 この講演会の後、加トちゃんと“これからをどう生きたいか”“どんな時間を大切にしたいか”を話してみました。お互いに人生を深く考える時間になり、ACPは“これからをよりよく生きるための話し合い”なんだな、と実感しました。

 17年、ほぼ毎日一緒にいますが、意外にも知らないことがあったり、そんなことを考えてるんだ〜と、発見がありました。より深く加トちゃんを知れてよかったです。

かとう・あやな●2011年に加藤茶と結婚。夫を支えるため「介護職員初任者研修」(旧ホームヘルパー2級)。「介護福祉士実務者研修」(旧ホームヘルパー1級)を修了