11月14日、ラオス語訪問に先立って上皇ご夫妻のお住まいを訪ねられた愛子さま

 初の海外公式訪問のためラオスを訪れている愛子さま。現地での輝かしいご活躍ぶりが話題を呼んでいる。

愛子さまの3変化スタイル

「愛子さまは17日、見送りに来た宮内庁職員に“精いっぱい頑張ってきます”と挨拶をし、羽田空港をご出発。はじめての海外訪問とは思えないほどリラックスした面持ちでいらっしゃいました。

 そして同日の夜に首都であるビエンチャンのホテルに到着されると、ご訪問を歓迎する伝統舞踊が披露されました。これに愛子さまはラオス語で“ありがとうございます”と伝えられ、歓迎に心から感謝されているご様子でした」(皇室ジャーナリスト、以下同)

国家主席への表敬訪問の際はラオスの民族衣装『シン』をご着用(共同通信社)

 今回のご訪問は日本とラオスの外交関係樹立70周年という節目に際してのもの。愛子さまはご到着の翌日から両国の親善のため、さまざまな場所へお出ましになった。

「18日の午前中は『凱旋門』を視察し、高さ49メートルの最上層からラオス市街をご覧になりました。その後、トンルン国家主席との表敬訪問に臨み、夜は晩餐会に出席されています。

 晩餐会に先立っては『バーシーセレモニー』という参加者の健康と繁栄を祈るラオス伝統の儀式に臨まれるなど、朝から夜まで多忙なスケジュールをこなされました。ご滞在2日目も歓迎ムードは続いていて、足を運ばれる先々で熱いもてなしを受けられています」

 愛子さまのご訪問は現地メディアでも報じられ、特に晩餐会で述べられたお言葉が感動を呼んでいるという。愛子さまは、

「この機会に、日本・ラオス両国において、お互いの国への理解や関心がより一層高まり、果てしなく続く悠久のメコン川の流れのように、どこまでも発展していくよう願っています。コー・コープ・チャイ・ラーイ(どうもありがとうございました)。ニョック・チョーク(乾杯しましょう)」 

 と、両国の関係をラオスに流れるメコン川に例え、ときおりラオス語を交えながらお話しされた。ご訪問にあたり、大学教授らからラオス情勢について進講を受け、その上でこのスピーチを用意されたという。

 現地では、このスピーチだけでなく愛子さまのお召し物があでやかに変化したことも話題となっているそう。

「凱旋門を視察された際は白のブラウスにピンクブラウンのパンツを合わせたややカジュアルなスタイルでした。その後、国家主席に表敬訪問された際は現地の人が結婚式などで着用するラオスの民族衣装『シン』をお召しに。

 そして晩餐会では、その場がぱっと華やぐような黄色の着物を着用されました。この1日で愛子さまの服装は3変化していて、現地では“どの装いもお似合い”との声が寄せられています」

 洋装から民族衣装、そして和服――。1日で目まぐるしく変わる愛子さまのお召し物からは、両国の友好をより深めようというプリンセスの配慮が伝わる。