10月13日に閉幕した、大阪・関西万博。来場者数は2901万人を記録し、運営収支は230億~280億円の黒字に。大阪府の吉村洋文知事も「大きな黒字になったことは成果だと思う」とコメントするなど、予想を上回る大盛況を見せた。
『ミャクミャク旅立ちセレモニー』開催
中でも大きな話題となったのが、なんといっても公式キャラクター『ミャクミャク』だろう。当初はそのビジュアルが「不気味」とも言われていたが、ぬいぐるみやキーホルダーなどのグッズが大人気となり、一転して大ブームを巻き起こした。11月5日に発表された「新語・流行語大賞」にもノミネートされるなど、今やその人気は全国区に。
そんなミャクミャクについて、大阪府であるイベントが行われるという。
11月18日に発表されたのは、『大阪ヘルスケアパビリオン ミャクミャク旅立ちセレモニー』。府の公式サイトによると、《ミャクミャクのモニュメントが東ゲートから移設されるにあたり、この間の貢献に感謝し、万博記念公園での活躍を祈念するセレモニーを開催します》とのことだ。
開催日時は11月29日、午前11時から11時30分ごろまで(荒天中止)。大阪・関西万博会場の東ゲート内にあるミャクミャクのモニュメント付近での開催となる。イベントのオープニングには、万博の開会式でもパフォーマンスを披露したダンスグループ『アバンギャルディ』が登場するとのことで、そのほか、大阪府知事・大阪市長の挨拶、大阪ヘルスケアパビリオン振り返り動画の放映、出演者のフォトセッションなどが予定されている。
定員1000人で「大阪府在住者」限定
大活躍を見せたミャクミャクの見送りイベント開催に、ファンからは歓喜の声が……と思いきや、発表された“観覧者募集”の内容が波紋を呼んでいるようだ。
「11月21日に募集の詳細が発表されましたが、イベントの定員は1000人で、大阪府在住の人のみに参加資格が与えられるという内容です。ネット上では、“1000人では到底足りない、10000万人でいいくらい”“桁間違えてませんか?”“大阪府だけって…関西の他府県ですらダメなんですか泣”と、全国のミャクミャクファンから悲鳴が寄せられています」(スポーツ紙記者)
募集要項には、《大阪府外在住の方が1人でも含まれている場合は、グループ全員の申込みが無効となります》との記述も。
定員1000人・大阪府在住者の限定イベントとなった経緯について、万博推進局出展部出展企画課に問い合わせると、このような回答があった。
「現在、万博会場の現場は工事を並行して行っております。みなさんに安全にご観覧いただくことを考えると、人数的には1000人程度が限界というところで、人数の設定をさせていただいております。もともと、『大阪ヘルスケアパビリオン』と大阪府市の事業になりますので、人数のキャパシティーの関係もあり、大阪府民に限定をして実施するということにさせていただいております」
今回のセレモニーの応募期間は、11月21日14時から11月24日19時まで。当選者にのみ、11月25日に電子メールで結果が通知される。
なお、ミャクミャクのモニュメントは、大阪府・吹田市にある万博記念公園に移籍予定。旅立ちを見送りたかった他の都道府県のファンや、1000人という“狭き門”を突破できなかった人も、ミャクミャクに会えなくなるわけではないからご安心を!
