2026年3月に開催される第6回ワールドベースボールクラシック(WBC)。今回は20の国と地域が参加する予定だ。これまでの大会の優勝国はアメリカとドミニカ共和国、日本。2023年におこなわれた前回大会では、日本vsアメリカのドラマチックな決勝戦が話題になった。
大谷翔平、WBC出場を表明
3-2で迎えた9回、当時ロサンゼルス・エンゼルスで同僚だった大谷翔平とマイク・トラウトとの対決。大谷がフルカウントからトラウトを空振りに打ち取り優勝を決めるという劇的な結末に、アメリカのマーク・デローサ監督も「今日は野球界の勝利だ」と賞賛を贈った。
「アメリカは次回のWBCで、2大会ぶりの優勝を勝ち取ると意気込んでいることでしょう。前回の盛り上がりを見た選手たちが、こぞって参加を表明しています。今決まっているだけでも、現役最高の選手の1人とも称されるスラッガーのアーロン・ジャッジがキャプテン、ほかにも満票でサイ・ヤング賞に輝いた投手のポール・スキーンズや強打者のカル・ローリーなど、錚々たるメンバーです」(スポーツ紙野球担当)
対する日本は、11月19日にドジャースのデーブ・ロバーツ監督が「大谷、山本、佐々木については、私が決めることではなく、彼らが決めること」「彼らが決めて出場するとなったらサポートする」と発言。メジャー組の判断が注目される中、ついに大谷が出場を表明した。
大谷翔平は「最大の脅威」
11月25日、大谷はインスタグラムに《日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います》と記し、前回大会時の写真をアップ。世界各国がニュースで取り上げる状況となっている。
「MLB公式サイトやアメリカの主要メディアはもちろん、韓国メディア『OSEN』でも《大谷の参戦は来年のWBCへの期待と関心をさらに高めている》と、興奮とともに大谷出場のニュースを伝えています。
他にもスペイン紙『マルカ』が《チームUSAにとって最大の脅威》、メキシコ『アル・バット』は《止められない戦車》と報じたり、カナダ放送局『スポーツネット』が2023年大会の活躍を引き合いに出して取り上げるなど、注目度の高さが伺えます」(前出・スポーツ紙野球担当)
大谷は報道各社のオンライン合同インタビューに応じ、WBC出場を希望したことについて「ずっと出たい、選ばれたいと思っていた。前回、初めて出場して素晴らしい大会だった」と回答。日本代表との合流時期などについては「詳しくは決まってない。起用法、スケジュールはこれから」と説明している。
このニュースに日本国内のファンからも、「大谷出場となれば、各国が威信をかけて日本の連覇を阻みにくるぞ」「WBCを盛り上げるためにも、各国が“打倒日本”を掲げて全力で挑みにくるのは良いことだよね」「大谷選手が出場してこそ、WBCの価値が上がるよな」「いまや大谷はMLBの代表じゃなく、野球界の代表だからな。出場しないわけにはいかない」などと期待の声が上がっている。
ドジャースで大谷のチームメイトである山本由伸、佐々木朗希の出場はどうなるのか。また、ほかの日本代表メンバーのラインナップからも目が離せない。
