11月26日、元『TOKIO』の国分太一が都内で代理人弁護士とともに会見を開いた。約5か月ぶりのその姿はどこか弱々しく、会見を視聴した人々からは体調を心配する声が多く上がったほどだ。
国分が伝えたかったこと
「今年6月、日本テレビ(以下、日テレ)が国分さんに対し、コンプライアンス上の問題があったと発表。日テレは、その内容について、被害者のプライバシー保護の観点から説明できないというスタンスを取り続けています。
代理人弁護士は日テレ側に謝罪をさせてほしいと連絡をしたが、“会えない”という連絡があったことや、日テレの対応により、国分さんは身動きが取れない状況になっていると説明。そのうえで、今回の会見は迷惑をかけた関係者への謝罪や、国分さん自身の心境を説明したいという趣旨とのことでした」(スポーツ紙記者、以下同)
代理人弁護士から、会見の趣旨等の説明があった後、国分が口を開き、「まず最初に、自ら取った行動により傷つけてしまった当事者の方に、(中略)心からお詫びの気持ちをお伝えさせてください。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪をした。
「その後、日テレや長年活動を続けてきた『鉄腕DASH!』の番組制作、スポンサー各社、メディア関係者、そしてファンにも謝罪をしていました。
国分さんは6月からの5か月間、謝罪の気持ちとともに、自身に対して情けない、悔しい日々を過ごしてきたとしていましたと吐露。しかし、このような事態に陥ったことは、自身の自覚が足りなかったと説明するなど、ひどく反省している様子でした」
その後も、「コンプライアンス研修を受けてこなかった」「立場と環境に胡坐をかいており、時代のアップデートをしていなかった」など、自身の非を認めていた。
「会見の間、国分さんは自身の非があることを認識したうえで、あくまで“日テレと対立する気持ちはなく、協議したいだけ”という姿勢を取っていました。
もちろん、国分さんが行ったハラスメントに該当する行為は許されるものではないでしょうが、ネット上では《会見を開いただけえらい》と、国分さんの姿勢を評価するコメントも見られていました」
その一方で、日テレの対応を疑問視する声も上がっているという。
「こうしたセンシティブな問題に関しては、本人が会見を開くということの方が珍しく、自身の口でその思いを話す国分さんに胸を打たれる人が多かった印象です。
対照的に日テレの“説明不足”を指摘する意見も多く見られました。国分さんの言うように“対立”ではなく、“対話”したいというのが心の底からの願いなのでしょう。これまでは“国分さんが何をしたのか”に関心が寄せられていましたが、今後は“日テレの対応”に注目が集まるのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
会見中、「数日間の間で全てを失いました」と涙ながらに語った国分。日テレの対応次第で、風向きが変わるかもしれない。
