NHKの朝の情報番組『あさイチ』。11月17日にオンエアされたきのこ特集に登場した芸人のインパクトが強いと話題になった。きのこ芸人として活動する、坂井きのこだ。
坂井はきのこの被り物をして登場。ゲスト出演していたさかなクンに対して「さかなサマと共演できてうれしいです」と語り、さかなクンと盛り上がる様子には、司会の博多大吉から「被り物が渋滞している」とツッコミが入るほどだった。
“きのこ芸人”の誕生秘話
視聴者からも、《朝から濃いキャラばかりで笑った》《明るくて朝から元気が出た》など、坂井とさかなクンの“被り物コンビ”に注目が集まった。
きのこの知識とキャラの濃さでインパクトを残した坂井を直撃してみた。
坂井は長野県出身の35歳。芸歴9年目のピン芸人だ。特技は『あさイチ』でも披露していたきのこ料理や、きのこの名前だけで歌が歌えることだという。
坂井は現在、きのこ800種類の名称や毒の有無などの知識を有し、テレビ出演のほかにも講演会やきのこ狩りツアーなど、きのこに関する仕事を多数行っているそうだ。
まさにきのこ尽くしの活動をしている坂井。きのこ芸人になった理由を聞くと、
「きのこに長年触れ合っていくうちに、きのこの多様性や生態、栄養価など、きのこの素晴らしさに気付き、これをなんとか広める事はできないだろうか?と考えました。そこで、お笑い芸人になって面白く伝えることができれば、きのこに興味を持ってもらえる!と考えてきのこ芸人をしていマッシュ!」
と語ってくれた。語尾に合わせて、両手で三角形を作り、きのこのかさを表現しているかのようなポーズがお決まりのギャグのようだ。
目標は「新種のきのこに名前を付けたい」
坂井がきのこを好きになったのは2歳のころの経験からだという。
「きのこ好きな祖父から誕生日にきのこ図鑑を買ってもらったのがきっかけです。週末になると祖父と山に出かけていました。ある日、山で紫色の物体を見つけて、祖父に“これなんだろう?”と尋ねると、“ムラサキシメジというきのこで食べられるんだよ”と教えてもらいました。
まず、きのこということにビックリしたのと、さらに食べられるというのが好奇心をくすぐりました。それを家に持ち帰り母親に料理をしてもらったところ、あまりの美味しさに幼いながらも衝撃が走ったことを覚えています。小学生になると普通はゲームや漫画をしますが、僕はきのこ図鑑を毎日見て、週末は友達との遊びよりも、入山して自然と遊んでいました」
小さい頃にきのこに魅了された坂井。今でも、きのこへの愛情は尽きないようだ。
「あれから 30 年以上経ちますが、いまだにきのこにハマってマッシュ! 大人になってもきのこの魅力にハマり続けて、時間が空いたら山に入って自分で研究をしていました。そのおかげで、だいたいのきのこの見分けができるようになりました」
日々きのこと触れ合っている坂井に、きのこ芸人として今後の展望を伺った。
「自分が見つけた新種のきのこに名前を付けたいです! あと、きのこ図鑑を出版してみたいです! 僕しか言えない視点があると思うので、絶対に面白いきのこ図鑑になると思いマッシュ! お仕事関係ですと、さかなクンの番組『ギョギョッとサカナ★スター』みたいなきのこ専門の番組をしてみたいです!」
きのこスターとして、またお茶の間に登場する姿に期待したい。
