元TOKIOの国分太一(51)がコンプライアンス上の問題行為による活動休止発表から約5か月ぶりに公の場に姿を現し記者会見を開いた。会見で国分が繰り返した「答え合わせがしたい」という言葉と、これに対する日本テレビ側、そして著名人やSNSの反応が、大きな波紋を呼んでいる。
国分太一の訴えに日本テレビ「即答」
「国分さんは記者会見で一連の騒動について謝罪しつつ、番組降板や活動休止に至った具体的なコンプライアンス違反行為について“答え合わせもできないままに”現状に至ったと訴えました。数日間ですべてを失ったと涙ながらに語り、この“答え合わせ”という言葉は合計12回も繰り返されました」(テレビ局情報番組スタッフ)
これに対し会見同日、日本テレビは「『答え合わせ』は難しい」と即座にコメントを発表。さらに、
「『コンプライアンス違反行為があった』ということ以上に公にできることはございません。会見で国分太一氏は『答え合わせがしたい』とおっしゃっていましたが、ヒアリングで国分氏自らお話しされた内容だけでもコンプライアンス違反に該当し、『青少年に見てもらいたい番組』に選定されている『ザ! 鉄腕! DASH!!』を降板していただくことを即断せざるをえないものでした」
と、日テレ側は国分の行為が即座に降板を判断するレベルの違反であったと強調し、これ以上の詳細な説明(答え合わせ)は困難であるとの姿勢を示した。
この会見翌日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、国分が「答え合わせ」という表現を繰り返したことに対し疑問を呈したことが話題になっている。
玉川氏は「何回も使われているんですけど、あんまり良くないかなと僕は思っています」と述べた上で、その理由を次のように説明。
「答え合わせが必要なぐらい思い当たることがあるんですか、という受け取り方もある」
「(答え合わせということになると)自分がやった何がコンプライアンス違反だったのか未だに分からないってことになるので。それはちょっとどうなのかな?と思ってしまいますけどね」
つまり、自身の行為の良し悪しを他者から教えられなければ判断できないという姿勢は、社会人としての自覚の欠如と受け取られかねないという厳しい見解を示した。
玉川氏と同様にSNSやネットニュースのコメント欄でも「答え合わせ」という言葉遣いに違和感を覚える声が多く見られている。
「国分さんは日テレにスタッフの女性2人に対し“思い当たる行為”があったと自ら発したようですが、日テレ側がその場で“答え合わせ”をしなかったのは、相手側のプライバシーを守るため。その女性スタッフへの行為が該当してるのかわからないままの状態ですが、会見を見た人からは、“自分が一発アウトになるようなことをしたのに、どうして気づかないのか”という疑問の声が上がっています。また“降板が全ての答えだ”と、すでに答えは出ているのになぜわからないのかと思う人が一定数いるんです」(同前)
一方で日本テレビ側にも責任があり「具体的に何が違反なのか明かさないのはフェアではない」など、その対応に疑問を呈する声も見られる。
「数日間ですべてを失った」と涙ながらに話し、やつれた表情とかすれた声に衝撃を受けた国分の姿。公の場に立ち自らの口で語った姿勢は評価されたが、繰り返し使われた「答え合わせ」という表現が、再び大きな議論を呼ぶ形となってしまった。
