ドジャースのマックス・マンシーは、日本時間12月3日、アメリカの野球専門ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演。番組で語った“ドジャースカルチャー”や、チームメイトの大谷翔平と交わしたやり取りが話題となっている。
総額7億ドルの97%は後払いの大谷翔平
現在ドジャースは大谷と10年で総額7億ドルを支払う契約を結んでいるが、そのうちの97%にあたる6億8000万ドルは後払いとなっており、現在を含め2033年までは年俸が200万ドル(3億円)しか支払われない。メジャーリーグの平均年俸は500万ドル。
大谷の年俸は平均よりかなり低いことから、司会者はマンシーに「翔平が“みんなにお金を貸して”って感じになったことある?だって今年は200万ドルしか稼いでなかったわけだけど」とユニークな質問を投げかけた。
質問に対し、マンシーは笑いながら「翔平は何も変わってないよ。正直に言うと、翔平はフィールド外の収入で全く問題ないからね」と回答。司会者もマンシーの回答に笑顔を浮かべていた。
「大谷選手は副収入だけで約1億ドル、約150億円の収入があると言われています。年俸こそ200万ドルと控えめですが、副収入を合わせると年収は1億200万ドルに達するので、マンシー選手の言うとおり、大谷選手のおサイフ事情に全く問題はないでしょう」(スポーツ紙記者)
続けて、チーム内で意見がぶつかり合うことは無いかと質問されると、マンシーは
「クラブハウスの中ではお互いへのリスペクトがすごく大きいから、誰に対しても敬意があるんだ。だからそれが言い争いに発展することはなくて、いつもただの話し合いで終わる」「言い合いになってるのは一度も見たことがない」
と回答しました。
強さの秘訣はドジャースカルチャー?
「大谷選手がドジャースに入団して間もない頃、出塁したときのリードがあまり良くなくて、ムーキーやフレディ、カーショーなど何人かで“リードするときにこう改善すると、今みたいなプレーでもホームまでいける”とアドバイスをしたそうです。すると大谷選手はドジャースカルチャーに則り、“みんながこうやって教えてくれるのはすごく嬉しい”と敬意ある返答をしたとも語ってくれました」(前出・スポーツ紙記者)
話題は注目が集まるWBCにも。司会者から、仮にWBCでチームメイトの山本由伸、佐々木朗希、そして既に参加を表明している大谷翔平からホームランを打った場合、塁を周りながら彼らを挑発するかと聞かれると、マンシーはシーズンを通して軽くイジると回答。「“あの時の一発はちゃんと覚えてる?俺は覚えてるよ”って言って、そのままサッと立ち去るんだ」と笑顔で話した。
番組の視聴者からは、
「マンシーはいつも質問に適した答えを返すし、頭いいんだなと思う」「これこそが大谷選手が望んでいた空気なんでしょうね」「こういうチーム内の文化がれるインタビュー最高」
などの声があがっている。
今季ワールドシリーズ連覇を決めたドジャース。“ドジャースカルチャー”こそが、強さの秘訣なのかもしれない。
