アメリカ・フロリダ州で開かれているMLB幹部らによるウィンターミーティング。2日目を迎えた12月9日(日本時間10日)には、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督会議が実施された。
のんびり姿勢の井端弘和監督
WBCに出場する各国・各地域の監督が集まる中、日本からはWBC日本代表“侍ジャパン”の井端弘和監督が出席。記者会見で、すでに出場を表明している大谷翔平以外のメジャー選手の出場に関して現状を語った。
「現状、メジャー組で出場が決まっているのは大谷選手のみ。井端監督は、ほかの選手の状況について“MLBからの返事待ち”と答えました。判断はMLB側で止まっている状態で、そこが動けば一気に決まると。とはいえ、あまり困っている様子も見られず、“焦りはないです。あとはどう対応していくかだけ”“焦ってもしょうがない”とゆったり構えていました」(現地メディア関係者)
とはいえ、アメリカなど他国が続々と出場選手を決めている状況で、本当に少しの焦りもないものなのか。井端監督は「年内には返事が来てくれるといい」とのんびりとした返答をしていたが、日本の野球ファンからは「各国のMLB選手の参加が続々と発表されているというのに、日本は一体何をやってるの?」「いまいちパッとしない態度だなあ。日本チーム大丈夫?」「他の国はもっと必死なのに……もうこの時点で日本は1歩遅れてる」など、さまざまな反響が上がっている。
一方、同日にはドジャースのフリードマン編成本部長が井端監督と会談の機会を設けたことを報告。「とても良い会話ができた」と語っている。
「フリードマン編成部長は、気になる山本由伸・佐々木朗希両投手の出場に関して“検討中”と回答しています。大谷選手についても、出場は決まっているものの、投手としてプレーするかどうかはまだ未定の様子。“互いにとって良い形になるよう協力していく”と話していましたが、果たしてどのような結論になるのか……」(前出・現地メディア関係者)
12月15日(日本時間16日)までには、MLBにWBC出場を要請している全選手のリストを提出し、そこから最終判断が下されるとのこと。「我々は侍ジャパンを尊重している」とも語るフリードマン編成部長の言葉を信じ、良い知らせが届くことを願いたい。
