粗品

 12月13日に放送される『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』(日本テレビ系)で、今年初審査員を務める霜降り明星・粗品の発言が話題になっている。

『女芸人No.1決定戦 THE W』審査員に粗品

 11日に番組公式Xで、審査員たちのコメント動画が公開。そこで粗品は、

『THE W』はあんまり見てなかったんですよ普段、おもんないんで。たまに見るんですよ。でも、やっぱりね、うーん、レベルが低すぎるんで

 とバッサリ。そして、

周りの審査員もボケッとして“どっちもおもろかったんですけど、こっちの方がよかったです”って言うやつばっかりじゃないですか。どっちもおもんない時にそれを言っているやつもいたんで。それは僕が意識を変えてあげないとなって思っています。面白くないものには面白くないと言わせていただこうと思います

大会に対して辛辣な意見を述べる粗品(『THEW女芸人No.1決定戦』公式Xより)

 ニッチェなど粗品よりも先輩の女性芸人も出場するだけに反感を買いそうな生意気な発言ながら、SNSでは期待する声が相次いでいる。

読売テレビで放送されている関西若手漫才師の登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』で審査員を務めているのですが、イマイチな出来栄えだったコンビには70点台を出した上に、辛辣なダメ出し。しかし本番以外のネタもチェックした上で、本番での出来栄えやネタの構成がどう駄目だったかを視聴者にもわかりやすく言語化していたため、粗品さんへの批判はほぼ皆無。逆に“粗品の審査”がトレンド入りするほど、絶賛する人が続出しました」(お笑いライター)

 『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)では、最年少優勝を更新。翌年には『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)でも優勝。史上初の2冠を達成(その後、マヂカルラブリー野田クリスタルも達成)するなど賞レースでの実績もあるだけに、コメントに説得力があるのも支持されている理由だという。

単純に面白くするためのアドバイスではなく、“賞レースでの見せ方”のダメ出しができるのも粗品さんの強みですよね。今回、粗品さんを審査員に起用したことからも、日本テレビが女性芸人や同大会の底上げを期待している感じが伝わってきますね」(同・お笑いライター)

 粗品の出演で注目度が高まっただけに、今年の決勝進出者は例年以上にブレイクが期待できるようだ。

視聴者からの評価は厳しいものの、優勝者のブレイク率だけでいうと『M-1グランプリ』に匹敵するため、業界関係者からの注目度はもともと高いんです。ただこれまでは優勝した芸人以外はあまりブレイクに繋がらなかった。でも粗品さんに辛辣なダメ出しをされた際に面白いリアクションができれば、バラエティー番組からのオファーが増える可能性は十分ありますよ」(制作会社関係者)

 初代女王のゆりやんレトリィバァはロサンゼルスに活動の拠点を移すなど、ワールドワイドに活躍する女性芸人を輩出している『THE W』。粗品に認められ、9代目女王に輝く女性芸人はブレイク間違いなし?