SUPEREIGHT横山裕、元KAT-TUN中丸雄一

 このところ、元KAT―TUNの中丸雄一の“路線変更”が話題になっている。

「以前までは、どちらかというと“好青年キャラ”が定着していました。しかし、2024年8月に女子大生との密会が報じられて謹慎。2025年1月に活動を再開して、ようやく軌道に乗り始めたようです」(スポーツ紙記者、以下同)

 ただし、これまでとは少し傾向が違って、

「10月1日から、毒舌タレントの出演が多いことで知られるTOKYO MX『5時に夢中!』の水曜コメンテーターに就任しました。11月25日にはABCテレビの人気番組『相席食堂』に出演して、畑に全身を埋めて土から頭だけを出すなど、体当たりロケを敢行。12月17日には“ぶっちゃけトーク”が頻出するテレビ東京系『あちこちオードリー』のOAも控えています」

 そんな中、ファン向けのイベントでも、新たな試みがあるという。

12月5日に、ファンとの新年会として“焼き肉オフ会”を開催することを発表しました。来年1月に3日間で全6回を予定しており、お値段は1人3万800円。イベントの中身や食事の内容は明かされておらず、ファンの間では期待が高まっています

 STARTO社のタレントがこうしたオフ会をするのは、中丸が初めてではない

SUPER EIGHTの横山裕さんが9月に北海道でBBQを開催しており“神対応”ぶりが話題となっていました」

 参加したファンのSNSの投稿によると、横山と直接の会話や乾杯に加えて、写真撮影なども行われたという。

 これまで、ファンと接する機会はコンサートや舞台が中心だった彼ら。STARTOタレントたちが“会いに行けるアイドル”になりつつあるようだが、どうしてか。

デジタル時代で高まる“体験”の価値

金屏風の前で袴姿の中丸が焼き肉を食べているイベント告知画像(中丸雄一のXより)

 中丸や横山をデビュー当時から取材するメディア研究家の衣輪晋一さんに聞いた。

「テレビが一大コンテンツだった時代は、アイドルは“見るもの”だったかと思います。それが、YouTubeなどのSNSが発達してデジタルでの供給が活発になった今“体験”の価値が高まりました。オフ会での距離感でしかできない“体験”を届けることで、ファンにも“心が触れ合えた”と実感してもらいたいのではないでしょうか」

 また、これまでの活動も影響しており、

「中丸さんや横山さんは、これまでのグループ活動でしっかりと自身の“ブランド”を確立しています。そのぶん、リラックスしたオフ会の場で今までに見せてこなかったフレンドリーな一面を見せるのは、個人のキャラクターを深めたり、活動の幅を広げるのに効果的なはず。置かれている環境が日々変化していく中で、今までにないイベントを開催することによって、新たなプロモーションを探っているという部分もあると思います」(衣輪さん)

 オフ会で見せる顔こそがReal Faceかも!?

衣輪晋一 メディア研究家。雑誌『TVガイド』やニュースサイト「ORICON NEWS」など多くのメディアで執筆するほか、制作会社でのドラマ企画アドバイザーなど幅広く活動中