記者会見の目的のひとつは、何らかの問題が起きたときに、事情説明や謝罪、反論などを行うこと。しかしながら、それらがウヤムヤにされたり当事者が逆ギレするような会見も少なくない。中居正広氏×フジテレビ問題など、今年は物議を醸す会見が多かった。平成まで遡って老若男女1000人が選ぶ“いちばんムカついた会見”は? まずは芸能編を見ていこう。
10位 佐村河内守「本当に聞こえてないの?」会見
'14年、ゴーストライター問題を問われた作曲家の佐村河内氏。聴覚障害といいながら手話通訳が終わらないうちに記者の質問に答え、指摘されると、ふてくされた態度に。
「聴覚障害者として、この会見は許せない」(64歳・女性)
「ツッコまれて逆ギレって。笑えたけどムカついた」(40歳・男性)
9位 ベッキー「ただの友達」“嘘”会見
'16年、川谷絵音との不倫報道に友達だと釈明。その後、証拠が報じられ嘘が発覚。週刊誌による“二の矢報道”が定番化するきっかけに。
「記者会見で堂々と嘘をつくのはあり得ないと思ったから」(59歳・女性)
8位 SMAP解散騒動「公開処刑」会見
'16年、解散危機の渦中にメンバー全員が『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の番組内で会見。その模様は「公開処刑」だと話題に。
「本人らが納得していない会見そのもの」(50歳・男性)
「いじめのように見え、良くないと思った」(67歳・女性)
7位 田代まさし「ミニにタコ」会見
'00年、盗撮の疑いで書類送検。会見で盗撮をした理由を「『ミニにタコができる』というタイトルのギャグ映像を作ろうとした」と弁明。
「少しも反省してない。普通は芸人でも会見でふざけないでしょ」(67歳・男性)
上位はあの事務所が独占!6位 アンジャッシュ渡部「多目的トイレ」会見
'20年、不倫騒動から半年も経過しての会見。何度も「本当にバカなことをした」という言葉を繰り返す。
「したことが大変気持ちが悪かったこともあり、嫌だと感じてしまいました」(39歳・女性)
上位5つは、すべて“某・旧事務所”関係が並んだ。
5位 日本テレビ社長「降板理由は言えない」会見
'25年、コンプライアンス違反のため国分太一を番組から降板させるも、その内容はプライバシーの観点から明かせないとだけ繰り返し、記者から怒号も飛んだ。
「アホ社長。答えられないなら、会見なんかやるな!」(60歳・女性)
「この会見自体がコンプラ違反」(26歳・女性)
「テレビ局はこの先、気に入らないタレントをコンプラ違反という理由で、被害者がいるのかいないのかも明確にせず理由も説明せずに、降板させたりできるのか?」(48歳・女性)
4位 ジャニーズ事務所「NGリスト」会見
'23年、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けての会見。藤島ジュリー景子社長(当時)は性加害を「知らなかった」と動画で謝罪。その後の会見では一部記者の質問を受けない「NGリスト」の存在も発覚し炎上。
「長年続いてきたことを知らなかったわけがない」(49歳・女性)
「NGリストは最悪だと思った」(28歳・女性)
「問題の大きさがわかっていないような社長の態度や真摯に答えようとしないところに腹が立った」(48歳・男性)
3位 中森明菜&近藤真彦「金屏風」会見
'89年、中森の自殺未遂騒動後、近藤同席で会見。結婚会見を思わせる金屏風の前で行われ、“だまし討ち”と近藤側への批判が殺到。
「大人になって実情を知り、明菜ちゃんがかわいそうすぎて」(48歳・女性)
「明菜ちゃんが利用された感じだから」(57歳・女性)
「近藤さん側の、保身に走ったあまりにも心ない一方的な会見」(55歳・女性)
2位 国分太一「答え合わせしたい」会見
'25年、コンプラ違反での芸能活動休止からの会見。「何がダメだったか」を日テレ側に問うも“被害者ムーブ”という声も。
「不可能な要望、自分のことは棚上げ」(26歳・男性)
「グループを解散するくらい何か悪いことをやったのに。テレビ局を悪者にして復帰しようとしてる?」(55歳・男性)
「違反になるようなことをやりすぎて、どのことか自分でもわかっていないんじゃ。お粗末だった」(50歳・女性)
1位 中居問題フジテレビ「10時間超」会見
'25年、中居氏をめぐる問題で会見。1回目は一部メディアを締め出し、2回目は10時間を超え、どちらも大批判を呼んだ。キレる記者も続出。
「ダラダラと長いだけで内容がなかった」(29歳・女性)
「これで世間が納得すると思ったのなら感覚がズレすぎている。よく政権とか批判できるなと思った」(36歳・女性)
「経営陣の回答がまったく要領を得ず、報道陣の質問も重複や意図不明なものが多く、双方のレベルが低すぎた」(65歳・男性)
「フジのやり方も終わっていたし記者も質問か説教かわからないような言動で最低すぎた」(46歳・男性)
来年はどんな会見が炎上するのやら……。
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