記者会見の目的のひとつは、何らかの問題が起きたときに、事情説明や謝罪、反論などを行うこと。しかしながら、それらがウヤムヤにされたり当事者が逆ギレするような会見も少なくない。中居正広氏×フジテレビ問題など、今年は物議を醸す会見が多かった。平成まで遡って老若男女1000人が選ぶ“いちばんムカついた会見”は? まずは社会政治編を見ていこう。
10位 船場吉兆「ささやき女将」会見
'07年、有名料亭が産地偽装の指摘を受け謝罪会見。取締役の長男に、母である女将が返答を小声で指示。「ささやき女将」として話題に。
「コント」(57歳・男性)
「自分の意見を述べなさい、とひたすらあきれたので」(28歳・男性)
9位 麻生太郎財務相「セクハラ罪という罪はない」会見
'18年、財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪という罪はない。殺人とか強制わいせつとは違いますから」などと発言し批判殺到。
「罪がついてなければ、何をやってもいいと思っているのか?」(48歳・女性)
8位 野々村竜太郎兵庫県議「号泣しすぎ」会見
'14年、政務活動費の使い込み疑惑で辞任。会見では終始号泣し、何を言っているかわからず……。
「伝説に残る会見だし、大人として泣き落としはあり得ないから」(25歳・女性)
「エンターテインメントとしては100点。会見としては0点」(48歳・女性)
「見ているほうが恥ずかしくなった」(59歳・女性)
7位 知床遊覧船「社長土下座」会見
'22年、遭難事故を受け会見。社長は土下座で謝罪も、悪天候での運行を“船長判断”と繰り返し、責任逃れ。「故障は把握していた」とも。
「土下座はパフォーマンス」(45歳・男性)
「責任感や企業の倫理観がまったく感じられず、その場をとりあえずしのごうという気持ちしか伝わってこず、あきれた」(36歳・女性)
6位 宝塚歌劇団「いじめ・ハラスメントない」会見
'23年、劇団員の女性が自死。時間外労働やヘアアイロンを当てられるなどの行為を受けていたが、宝塚側は「いじめやハラスメントは確認できなかった」と会見で主張。
「被害者がいるのに穏便に解決したい意図が見え透いて最低だと思った」(28歳・女性)
「いじめはなかったという調査の甘さ、すでに露呈している内容をもってしても言い逃れしようとする保身」(48歳・男性)
5位 山尾志桜里「ゼロ回答」会見
'25年、参院選出馬会見で不倫や不正支出問題を問われるも「言えません」「知りません」「秘書が関与」という回答に終始し、炎上。
「会見をしている姿に怒りを覚えた」(59歳・男性)
「さんざん好き勝手言っておきながら、自分のことになると、この言動。自分を棚に上げてとはまさにこのこと」(44歳・男性)
4位 江藤拓農林水産相「妻に怒られた」会見
'25年、「コメを買ったことがない」発言の翌日に記者団に釈明。さらに批判を呼ぶ。
「このような人が農水相をやっていてお米の問題が解決するわけがないと思った」(40歳・男性)
「自分の立場を考えて発言できないのか」(74歳・女性)
3位 雪印乳業「寝てないんだよ!」会見
'00年、食中毒事件を受けての謝罪会見。社長が「私は寝ていないんだよ」と逆ギレ。
「だから何?と聞きたいレベルの幼稚さだった」(33歳・女性)
「食中毒になった人はもっとつらくて寝てなかったんじゃないかな」(54歳・男性)
「あんな事件を起こしたんだから寝る間もなく対処して当たり前だと思ったから」(47歳・女性)
2位 ビッグモーター「不正は知らなかった」会見
'23年、保険金の不正請求問題で会見。責任を現場になすりつける発言で炎上。
「知らないはずがないのに、しらばくれる姿勢が気に入らなかったから」(27歳・男性)
「知らんとヌケヌケ言いやがったクソ社長。そんなわけねーだろ!」(60歳・女性)
1位 小川晶前橋市長「男女の関係ありません」会見
'25年、部下である既婚男性職員と10回以上ラブホテルで密会。会見では部屋で食事しながら、相談や打ち合わせをしていたと釈明。
「絶対に嘘」(27歳・女性)
「不倫をする人のお手本のような言い訳で笑えたけど、イラッとした」(54歳・女性)
「会合目的が不明で、会見での言い訳はもっと意味不明だった」(68歳・男性)
「ヤッてないわけないでしょ」(40歳・女性)
来年はどんな会見が炎上するのやら……。
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