一年の締めくくりとして楽しみにしている人も多いと思われる、『NHK紅白歌合戦』。第76回となる今年の出演者が続々と発表される中、期待されていた嵐の出場は「ない」ということが分かった。今年はSTARTO ENTERTAINMENTからKing & PrinceとSixTONESの出場が決まっており、同事務所からのアーティスト出場は3年ぶりとなる。
NHKも嵐へ『紅白』オファー
「15日未明に『サンケイスポーツ』が報じたところによると、NHKから出場オファーはあったもののメンバーをはじめとする嵐側が受け入れなかったと関係者が明かしているそうです。出場しない理由については“グループとして歌唱パフォーマンスのブランクがあり、紅白を最初のステージにするのはハードルが高い”と説明しています。14日の時点で白組の枠が1つ空いていたため、嵐の出場を期待する声が多く上がっていましたが……残念ですね」(番組制作会社関係者)
今年の「紅白」に《嵐が出るのでは?》と囁かれていたのには理由がある。嵐は2026年5月末をもって活動終了が決まっているが、3月13日の北海道を皮切りにラストとなる5大ドームツアーを予定しているのだ。ならばツアーに向けてボイストレーニングなどの準備も進めているはず。ツアーが始まる前にもしかしたら……と考えるのもファン心理からすれば当然かもしれない。
とはいえ、2020年12月31日をもって嵐としての活動を休止していたメンバーたち。リーダー・大野智を除く4人はメディアには出ていたものの、歌って踊るという点ではまだまだ“リハビリ”が必要ということだろう。
嵐辞退に“嘆きの声”が少ない理由
嵐の紅白辞退が確定した今回の報道。
年内に5人揃った姿を見ることが叶わず嘆きの声一色かと思いきや、どうやらそうでもないようだ。
「ファンからは《嵐はファンに感謝を伝えるために活動再開するんだよ。NHKはそこんとこ分かってない》《客寄せのために嵐を使おうとせず、自分らでしっかり企画を練って》《視聴率欲しさのオファーなのが見え見え》と、NHKを非難する声も上がっています。数年前から“紅白離れ”という言葉も出ていますから、NHKもなんとか話題性のあるアーティストを出場させたい。そんな思惑を見透かされたのかもしれません」(前出・番組制作会社関係者)
さらには、「ドームツアーに向けて体力作りしてる真っ最中だろうし断られて当然」「4年ちょっとブランクあるからなあ。解散前のクオリティに戻すのは大変だろうね」「正直なところ今紅白に出てる余裕なんてないと思う」などと、嵐側の事情を汲む声も。
しっかりと準備を整えて、ドームツアーでは最高のパフォーマンスを見せて欲しい。
