12月16日、3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLEの“一番くじ”が発売された。発売前からコンビニ店頭には行列ができる店舗もあり、その人気の高さが改めて浮き彫りとなった一方で、仕事終わりなどの時間帯にはすでに完売していたケースも多く、手に入れられなかったファンの間で不満の声が広がっている。
ラストワン賞は7000円前後で取り引き
「この一番くじは、Mrs. GREEN APPLEとしては2024年12月、同年8月に続く3回目です。近年は人気の高まりとともに、くじ自体が“引けるかどうか”が話題になるケースも増えています。公式ホームページでは、《お一人様1会計につき3個までの購入にご協力お願い致します》とアナウンスもされていたほどです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
今回の一番くじはコンビニのローソンで販売されたが、実際の発売時間や数量、購入制限の有無は店舗ごとに異なっていた。1回750円という価格設定で、制限のない店舗では、くじをまとめて購入する人の姿も見られたという。
「一番くじには最後の1枚を引いた人に自動的に付与される『ラストワン賞』があり、確実に狙うためにロット購入を選ぶ人もいるようです。しかし、そうした購入方法が、結果的に一部の人に商品が集中してしまう構造を生んでいるのは事実です。実際、フリマアプリを確認すると、ラストワン賞の商品は7000円前後で取引されており、くじ1回分の価格の約10倍。A賞のぬいぐるみマスコットも同様に高額で出品されています」
X上では、《早く捌きたいのかもしれないけどひとりがロット買いしてメルカリとかで倍の値段で売られてるの見るとキッツイよ》《本気で欲しかったのに買えなかった人多そう、公式グッズとして売ってほしい》と、さまざまな声が溢れた。
「一番くじの販売方法は主に店舗での購入ですが、行列が発生するなど店舗側に負担がかかっている側面もあるため、オンライン販売も検討すべきといった声もあります。特定の景品に需要が集中する場合は、くじ形式ではなく通常の公式グッズとして販売したほうが結果的にファンの不満を抑えられるケースもあるため、今後について運営側には慎重な判断が求められます」
4回目の“一番くじ”に注目が集まる。
