12月17日、臨時国会が閉幕した。企業・団体献金の見直しをめぐって与野党の溝が埋まらず、来年の通常国会で審議を継続することが決まったが、本当の喫緊の課題は、高市早苗首相の“体調”だという。
満身創痍の高市首相
「16日午後5時前、18兆円を超える2025年度補正予算案は参議院本会議で可決して成立しました。しかし可決された瞬間、高市氏は思わず目をつむり、身体が自分の意に反してぐらつく様子など、不穏な動きを見せていたのです」(全国紙政治部記者、以下同)
この様子は同じく16日放送の『Live News イット!』(フジテレビ系)などでも確認できたが、このときの切り抜き動画をあるXユーザーが《高市総理、疲れからくる「めまい」か!? 国民から「しっかり休んで欲しい」と心配の声があがる》という見出しで投稿したところネットで拡散し続けている。
「そのXのコメント欄には《責任感が強い人ほど倒れる前に休んでほしい》《もうドクターストップかけてくれ頼む》《本当に休んで欲しい》など、首相を気遣う悲痛な叫びが続々と寄せられ、また《高市首相の体調》というワードもトレンド入りしています」
目をつむる姿、また体のぐらつきが、めまいか、不眠によるものなのか、いずれも激務がたたっていることだけは確かだろう。
「この16日の審議では、先月上旬の台湾有事を巡る高市氏の答弁について野党側が1時間近く追及。ヤジが繰り返し飛び交うなか、首相はなんとか答弁していました。このあと、高市氏の代わりに答弁しようとする小泉進次郎防衛大臣に野党側が猛反発し、審議はストップするなど、とにかく荒れに荒れていたのです」
10月4日、自民党の新総裁に選ばれた際、高市氏は「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります!」と言い、先の「新語・流行語大賞」年間大賞も受賞した。
その言葉を体現するように、日々馬車馬のように働いている高市氏は、安倍晋三元首相の継承者を自認している。
「金融緩和などの経済政策『アベノミクス』を引き継ぎ、『サナエノミクス』を標榜しています。ただ、そんな安倍氏は第1次内閣時、潰瘍性大腸炎で辞任、退陣しました。一方の高市氏は40代後半のとき免疫異常による関節リウマチを患い、ひどいときはパソコンを打つだけで指に激痛が走ったといいます。また、膝の痛みがリウマチのせいだという診断が遅れたため、片脚は人工関節であることも明かしています。満身創痍のなか倒れないといいのですが……」
健康にだけは留意してほしいと多くの国民が思っていることだろう。
