12月17日、奈良市議のへずまりゅう氏が長野県にある小学校に100本のねぎを寄付した。この活動について、へずま氏は自身のX(旧ツイッター)にて報告したのだが、ネット上では「立派な行動だと思う」「やることがズレてる」などと、賛否両論を巻き起こしている。
へずま氏は《児童栽培のネギが100本盗まれ子供たちが悲しんでいると聞き長野県の小学校にネギを寄付して参りました》と、自身のXにて報告。12月12日、長野県松本市岡田小学校の生徒たちが育てた『松本一本ねぎ』100本ほどが何者かに盗まれてたことが判明し、地域のニュースになっていた。
「自分で育てたねぎだから価値がある」物議
「ねぎは収穫直前だったそうで、学校周辺の畑も被害に遭っているとか。岡田小学校側は警察に被害届を出しているので、今後は窃盗の疑いで捜査が行われるでしょう。このニュースが出た5日後、へずま氏は岡田小学校を訪問し、ねぎ100本を寄付していました。Xには《子供たちの前で挨拶をさせていただきましたが皆んな明るく元気な顔が見れて少し安心しました》ともつづっています」(スポーツ紙記者)
へずま氏の行動について「ねぎを盗られて悲しんでる子どもたちは喜んだんじゃないかな。優しい大人がいてよかった」「盗まれて終わりよりは、子どもたちの気持ちも救われると思う。行動を起こせるのはすごい」「奈良市議のほうが先に動いてくれるなんて……。松本市の議員さんは見習ってほしい」など、SNS上には称賛の声が投稿されている。
一方、批判や疑問の声を上げるネットユーザーも少なくない。
「今回、盗難の被害に遭ったのは“生徒たちが育てたねぎ”でした。自分たちで育てたものを、自分たちで食べることに意味があると考える人たちからは、“ねぎが盗まれて悲しいという話であって、ねぎが食べられなくて悲しいわけじゃない”“やることがズレてるんだよな。自分で育てたねぎだから価値があるんでしょ”“愛犬が亡くなって悲しんでいる人に、新しい犬をプレゼントするような行為。『いいことした感』出すのはやめてほしい”など、厳しい声が飛んでいます」(前出・スポーツ紙記者)
へずま氏はこれまでも、自身のXにて寄付の報告をしてきた。しかし、その度に今回のような賛否両論を巻き起こしている。
「直近では、12月9日の投稿。青森県八戸市で震度6強の地震が発生した翌日、《怪我をして動けない方に物資をお届けしています》と報告。使い捨てカイロを手に持った写真も添えられていました。このときも“行動力がすばらしい”“過去にいろいろあった人だけど、単純にすごいと思う”と称賛の声があった一方、“まず奈良市議としての仕事をしろ”“勝手に動いたら被災地に迷惑。目立ちたいだけの行動はやめて”といった手厳しい意見も。へずま氏がSNSで発信するたび、議論のきっかけを作っていますね」(全国紙社会部記者)
へずま氏の善意や行動力が、奈良市民のためにも有効に使われることを願いたい。
