都内で“おしゃれな街”としても人気が高い吉祥寺。デートで訪れるカップルも多そうだが、2025年12月、そんな吉祥寺駅の北口を出てすぐのメインストリート『吉祥寺サンロード商店街』を、漫画家・宮下あきら氏の代表作『魁!!男塾』がジャックし注目を集めた。
「ロックすぎる」吉祥寺サンロードのセンスが話題
1985〜1991年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された『魁!!男塾』は、スパルタ教育を施す“男塾”に籍を置く不良少年たちの活躍を描いた人気作。塾生らの熱い友情やバトル、そして男気が読者を魅了し、長年愛されている。
一方、『吉祥寺サンロード商店街』は2016年から漫画家やイラストレーターらとのコラボレーションを開始。過去にはタツノコプロや故・楳図かずお氏などのイラストが同商店街に設置され、2025年の冬は宮下氏の『魁!!男塾』のビジュアルが人々を出迎えたのだった。
なお、『魁!!男塾』は2025年夏の『サンロード2025サマースクラッチセール』開催時も街をジャック。続いて実施された『サンロード2025ウインタースクラッチセール』にも起用されたのだった。
SNSユーザーの間では、「男塾もってくる吉祥寺サンロードだいすき」「吉祥寺サンロード 男塾一色」「今年ずっと男塾じゃない? どうしたの吉祥寺w」「夏も冬も男塾なの吉祥寺…」「吉祥寺サンロードのセンスの良さ」「ロックすぎる」「冬の吉祥寺が男塾って温まるな」などと好評。
「2年ぐらい先まで」コラボ計画済み
このコラボレーションの狙いについて、『吉祥寺サンロード商店街振興組合』に問い合わせたところ、副理事長を務める安藤孝さんが詳しい事情を説明してくれた。
「サンロード商店街は年に2回、夏と冬の商戦期にスクラッチカードを配布するクローズドキャンペーンを開催しています。そのキャンペーン告知に吉祥寺在住のクリエーターのみなさま方にご協力いただいてまいりました。その理由は、どこの商店街でも成立するのではなく、吉祥寺でしか成立しない、サンロードでしか成立しない特別なクリエイティブでキャンペーン告知をしたい、という私たちの強い願いからです。
2016年からご協力いただいているクリエーターの先生方はみなさま吉祥寺在住であったり、吉祥寺のアトリエからクリエイティブな活動を発信されていたり、いわゆる吉祥寺の生活者でいらっしゃいます。先生方は私たちと一緒に吉祥寺で生活していますので、散歩をしていたり、食事をしていたり、子どもたちの学校が一緒であったり……。普段の何気ない日常生活の様々なシーンで自然と知り合い、自然とお互いを理解しあい、こんなことしましょうよ! 的な雑談の中から自然発生的にまとまってきたというのが経緯です。ですから、キャンペーン告知にご協力していただいた後にも様々なシーンでお会いしてお食事したり、お互いに届いた反響を情報交換したり、またやりましょう的な話をしたり、何も変わらない関係性で一緒に生活しています」
『魁!!男塾』コラボの経緯や世間の反応については、こう語る。
「宮下あきら先生とも同じようにご家族ぐるみでお知り合いになってからもう長く、たまたまお互いのタイミングがピッタリ合った今年、2025年に具体的に実現したというのが経緯です。先生方もネット上で話題になっていることを喜んでくださっていますし、直接ファンの方々からの反響も届いていますので、私たちとお会いした際には情報共有してくださります」
さらに、今後の展望も明かしてくれた。
「私たち無名の商店街にとってSNSで話題になるなんてことは考えられず、先生方の圧倒的に高い認知度のお陰さまだと感謝、感謝でしかありません。お陰さまで商店街のキャンペーンはいつも大変ご好評をいただき、大成功を収めています。私たちは、ゆっくり時間をかけて、先生方とお互いに楽しみながら構想、企画立案したいので、1年以上前から少しずつ話を進めています。従って、現在、2年ぐらい先まで先生方との話は進んでいます」
吉祥寺の街を大いに盛り上げてきた、クリエイターとのコラボ企画。スクラッチセールでは毎回、作品キャラクターのオリジナルグッズも景品となっており、『魁!!男塾』では登場キャラクター・江田島平八が描かれた非売品のオリジナルTシャツも「ラッキー賞」になっていた。今後のイベント開催時も、ファンは吉祥寺へ急いだほうが良いかも!?
