2025年12月、直撃取材に応じた城島茂

 未だ解決の糸口が見えない、元TOKIO国分太一のコンプライアンス違反問題をめぐる騒動。その対応をめぐって、世間からは日本テレビに対する不信感が高まっている。

 国分の“電撃降板”が発表されたのは、2025年6月20日のこと。「複数のコンプライアンス違反」を理由に『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板させられ、6月25日にはTOKIOが解散を発表。以降、日テレ側はプライバシーの遵守を理由に詳細な説明を避けてきたが、11月26日に国分が記者会見を開き、違反事案についての「答え合わせ」を求めた。

城島への“謝罪強行”について日テレが反論

 国分の訴えに対して、日テレの福田博之社長は12月1日の会見で「答え合わせするまでもない」と一蹴。対して、『鉄腕DASH』に出演している城島茂松岡昌宏については「適宜、適切な報告や対話をさせていただいております」「引き続き出演していただきたい」と関係維持を強調していたが、松岡は12月4日発売の『週刊文春』『週刊新潮』の取材で《われわれには何の説明もない》《日本テレビさんのやり方はコンプライアンス違反にはならないのでしょうか》と怒りを露わに。この姿勢を受けて、日テレは12月10日に「心からおわびするとともに、お2人のお気持ちを真摯に受け止めたい」と謝罪文を発表した。

 日テレの“手のひら返し”ともいえる対応は、さらに続く。12月17日配信の『デイリー新潮』によると、謝罪文が出される前日、神奈川県横浜市内で行われた『鉄腕DASH』のロケに城島が参加。城島は、日テレからの「説明と謝罪に伺いたい」という打診を「撮影に集中したい」と断っていたにも関わらず、ロケ当日に制作局幹部が番組プロデューサーとともに現場に現れたという。

2025年12月、記者が声を掛けると、自転車のスピードを落として応じてくれた城島茂

「城島さんは“こんなところでする話でもない”と改めて対話を拒否したそうですが、これが事実であれば、日テレがとったのは約束を反故にして彼を“懐柔”するような行動。翌日に謝罪文が発表されているあたり、城島さんとの一件が影響した可能性は十分考えられるでしょう」(制作会社関係者)

 世間から厳しい声が寄せられる中、12月21日に『FRIDAYデジタル』が日テレの“反論”を報じた。

「記事によると、『デイリー新潮』が報じた城島さんとの一件について、日テレは“事実誤認に基づく内容が多く含まれている”と主張。『鉄腕DASH』については、番組終了の予定はないと明言しています。とはいえ、“事実誤認”の内容はまったく示されておらず、このまま事態が収束するようには思えませんね」(ワイドショースタッフ)

 ネット上では、「事実誤認(何が間違っているかは言わない)それって何も間違いを指摘出来ませんって意味だよね」「じゃあ答え合わせしないとね」「不明瞭でただただ憶測を招くだけ」「後手後手の取り繕い」など、日テレの対応に対して辛辣な意見が寄せられている。

 松岡・城島をも巻き込み、ますます混迷を極める国分と日テレの騒動。どの点においても求められるのはやはり、具体的な説明だろう――。