12月24日深夜に『さんまのお笑い向上委員会クリスマス生放送SP』(フジテレビ系)が放送された。この時間帯は例年ならば『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』が放送されているが、今年は見送りとなった。
さんまと名コンビの八木亜希子アナ
「フジテレビは中居正広さんの女性スキャンダルに端を発する一連の問題で、深刻なスポンサー離れを起こしました。『明石家サンタ』は、毎年スポンサーから提供される商品を集めて、参加者にプレゼントする企画なので、やはり実現は難しかったのだと思います」(スポーツ紙記者、以下同)
その代わりに、さんまの冠番組である「お笑い向上委員会」の特番が放送された形だが、ネット上では《八木さんファンなので明石家サンタが良かったなあ》など、八木亜希子アナウンサーの不在を嘆く声が相次いでいる。
「『明石家サンタ』はさんまさんの番組というより、さんまさんと八木さんの共演が年に一度見られる番組として楽しみにしていた視聴者が多いように思います。素人の参加者へ容赦ないツッコミを入れるさんまさんに対し、優しくフォローする八木さんといった立ち位置がしっかりとできあがっていました。この番組ではいわば八木さんは“癒し系”と言える存在。その空気感を今年も味わいたい視聴者が多かったのでしょう」
「明石家サンタ」は1990年スタートの長寿番組。当初、八木はフジテレビアナウンサーとして出演していたが、2000年3月の退社後も同番組には出演を続けている。2019年には病気療養のため欠席し、代理を中野美奈子アナが務めた。
番組ではおなじみのやりとりも多数存在する。
「基本的にさんまさんのフリに視聴者が答えるのですが、その中には八木さんにまつわる“ベタネタ”も存在します。不幸話の内容がイマイチのため、さんまさんに電話を切られそうになった参加者が『八木さんファンです』と食い下がり、さんまさんが『どこが?』と聞くと、『別に……』とそっけなく返すもの。大体の場合は、オマケで合格がもらえる“魔法のフレーズ”となっています」
お笑い芸人の“ガヤ”よりも、明石家さんまと八木亜希子アナの“いつものやりとり”を望む人も少なくないのだ。来年こそは復活を、とファンは願っていることだろう。
