12月28日から始まる『第104回全国高校サッカー選手権大会』。学生の大会と侮るなかれ、実は「日本サッカー」と聞いて思い浮かぶ選手の多くは高校サッカー出身だ。2026年6月から始まる『FIFAワールドカップ2026』の熱狂を前に、高校サッカーからのし上がった名選手たちに思いを馳せるのもいいだろう。そこで、全国の40代・50代の男性500人を対象に、「高校サッカー出身のプロサッカー選手ベスト5」についてアンケートを取った。
「天才」の称号をほしいままにした選手
第5位は、星稜高校出身の本田圭佑だ。
2010年の南アフリカW杯で2ゴールを決め、2014年のブラジルW杯でも1ゴール1アシストを記録。さらに、2018年のロシアW杯でも1ゴール1アシストをあげ、世界歴代6人目となる「W杯3大会連続ゴール&アシスト」という偉業を達成した。イタリア・ミラノを本拠地とする名門クラブチーム『ACミラン』で背番号10を背負うなど、日本屈指の“スター選手”というイメージが強い。
「ワールドカップで最も活躍した」(長崎県・53歳男性)
「ミランまでいったから」(富山県・44歳男性)
第4位は、清水商業高校出身の小野伸二。
自由自在に左右の足を操り、柔らかなボールタッチと卓越したパス技術で「天才」の称号をほしいままにした名ミッドフィルダー。1999年におこなわれたワールドユースではキャプテンとしてチームを支え、準優勝に貢献。しかし、その直後のシドニー五輪予選で、左膝靭帯断裂という重傷を負った。復帰はしたものの、「あの怪我がなければ……」と悔やむファンは多い。
「天才的なセンス ワールドユース準優勝の立役者 怪我が無ければと思わずにいられない」(香川県・50歳男性)
「柔らかいボールタッチとパスは衝撃だった」(北海道・55歳男性)
“レジェンド”もランクイン
第3位は、鹿児島城西高等学校出身の大迫勇也。
ロシアW杯の日本の開幕戦で、値千金の決勝弾を決めた大迫。日本を勝利に導いた大活躍に、ネット上では「大迫半端ないって」という言葉が大流行した。この言葉は『第87回全国高校サッカー選手権大会』で、大迫率いる鹿児島城西に敗北した相手チームキャプテンが口にしたもの。大迫は同大会で最多得点記録を更新する10ゴールをマークしており、まさに「半端ない」活躍ぶりだった。この驚異の記録は未だに破られておらず、高校サッカーで高みを目指す選手たちの壁として存在し続けている。
「高校時代から半端なかったから」(千葉県・44歳男性)
「高校大会最多ゴール数の記録を持ち、プロになってからも大活躍しているから」(兵庫県・54歳男性)
「やっぱり高校サッカーでの対戦相手の“大迫半端ねえ”が強烈な印象として残っています」(愛知県・52歳男性)
第2位は、私立静岡学園高校に一時在籍していた“キングカズ”こと三浦知良。
1年生修了を待たず静岡学園を中退してブラジルに渡り、差別や偏見を乗り越えてサッカー王国でプロになった三浦ほど、サッカーに情熱を傾ける選手はいないだろう。ブラジルに「KAZU」の名を知らしめた三浦は1990年に帰国すると、Jリーグの前身である日本サッカーリーグで活躍。1993年に開幕したJリーグの黎明期を支えた。当時の三浦たちの努力が、現在のサッカー人気と日本代表の強さに繋がっている。
驚くべきことに、三浦は58歳となってもなお現役選手としてプレイしている。サッカーへの情熱を燃やし続けている点と衰えぬ体力に、称賛の声が集まった。
「サッカーにかける情熱がすごい」(新潟県・57歳男性)
「初期のJリーグを盛り上げた選手だから」(京都府・42歳男性)
「高齢でも現役で活躍しているから」(東京都・48歳男性)
「日本のサッカーを変えた」偉業
第1位は、韮崎高校出身の“ヒデ”こと中田英寿だ。
1998年に、日本のW杯初出場に貢献。2002年の日韓W杯、2006年のドイツW杯を戦い、地道に日本サッカーのレベルを世界レベルへと近づけてきた。ファンの声の通り、まさに“日本サッカーを変えた選手”だ。
個人としては、イタリア・セリエAの『A.C.ペルージャ』や『ASローマ』などに移籍。今でこそ日本人選手の欧州リーグ挑戦は当たり前だが、それは中田が厳しい欧州リーグへの道を切り開いてくれたおかげと言える。中田の活躍は当時、世界最高峰のリーグだったセリエAで高く評価され、サッカー界に強烈なインパクトを残した。圧倒的な存在感が、1位に選出された理由の1つだろう。
「世界的に評価が高かった」(宮城県・56歳男性)
「日本のサッカーを変えたから」(福岡県・58歳男性)
「ヨーロッパリーグで活躍した先駆者」(北海道・49歳男性)
惜しくもTOP5入りは逃したものの、日本代表のフォワードとして長らく活躍した大久保嘉人や、フリーキックの名手として名高い中村俊輔にも票が集まった。ほかにも、“アジアの壁”と呼ばれたディフェンダーの井原正巳や、10月14日におこなわれたブラジルとの親善試合で王者を沈める逆転ゴールを叩き込んだ上田綺世など、印象深い選手の名前が挙がっている。
毎年、次世代スター選手の登場が期待される「全国高校サッカー選手権大会」。果たして、これからの日本サッカー界を担う選手は今回も現れるのだろうか。試合結果だけではなく、個々の技術やチームへの貢献度にも注目したい。
全国の40代・50代男性500人を対象に実施した「高校サッカー出身プロサッカー選手」ランキング
1位:中田英寿 56票
2位:三浦知良 44票
3位:大迫勇也 29票
4位:小野伸二 26票
5位:本田圭佑 25票
(6位:大久保嘉人 20票 7位:中村俊輔 19票)
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて12月中旬、全国の男女500人を対象に実施
