立憲民主党の岡田克也議員

 12月25日、立憲民主党の岡田克也衆議院議員が自身のYouTubeチャンネル「かつやチャンネル」を更新し、自身にまつわる“根拠なきネット情報”について注意喚起を行った。岡田氏は同様の内容をXにもアップしている。

強い調子で警告した岡田議員

「岡田さんは、過去に中国の要人と会っていた事実が問題視され、ネット上で“スパイ呼ばわり”されているとし、自身に対する名誉毀損には法的対応も考えざるを得ないと警告しました。中国の要人は自民党の幹部とも会っているとし、日中関係の課題について1~2時間の意見交換を行ったことについて、《何が問題なんでしょう》《これこそ国益じゃないかと私は思います》と述べていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 さらに、岡田氏は12月21日に放送された『日曜討論』(NHK)の内容についても言及。この日の放送では、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言について出演者の間で議論が交わされたが、日本保守党の有本香事務総長が岡田氏の経歴をからめて批判を行った。

「有本さんは岡田さんが日中友好議員連盟の副会長をしている点に触れ、アメリカの国防総省の報告書では、この議連が中国が日本の世論や政策を中国側に有利に動かすための機関とされているなどと指摘しました。これに対し岡田さんは、議連の活動に対する『侮辱だと思いますね』と猛反論。さらに動画で、有本さんが指摘したアメリカの情報は『私の知る限り存在しません』と語っています」

 しかし、SNS上では岡田氏が否定した情報はしっかり存在するという指摘も散見され、また、《国民感情をコントロールしないとという発言も根拠なきネット情報ですかね?》といった意見も。

「21日放送の『日曜討論』の岡田さんの発言でもっとも波紋を呼んでいるのは、『国民感情をコントロールしていかないと』と述べた部分です。高市さんの台湾有事発言を評価する一部の国民に苦言を呈した形ですが、これが“上から目線”などと批判を集めました。今回の動画では、この発言には触れないまま憮然とした様子で話し続けていたため、いろいろな意見が出てしまったのかもしれません」

 岡田氏は“国民感情”の前に“ネットの好感度”をコントロールする必要があるのかも?