元安芸高田市長の石丸伸二氏がYouTubeチャンネル「令和の虎」で見せた“意外な素顔”が話題だ。
若者にやさしいエールを送った石丸氏
「『令和の虎』は2018年からYouTubeで配信されているリアリティ番組です。ビジネスプランのプレゼンのほか、求職活動を行う人材版などの派生チャンネルがあり、石丸さんは『令和の虎Youth』に司会者として出演しました」
石丸氏といえば、2024年7月に投開票が行われた東京都知事選に出馬し、現職の小池百合子氏に次ぐ、2位の得票数を獲得。その際、テレビ番組で見せたやりとりも話題となった。
「フジテレビの『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』では元乃木坂46の山崎怜奈さんが政策に関する質問を行ったのに対し、《前提のくだりが正しくないというふうに感じました》と突き放す“塩対応”を見せました。さらに社会学者の古市憲寿さんとのやり取りも噛み合わず、古市さんはのちに自身のXで《出来の悪い生成AIみたいな話しぶり、という印象》と振り返っています」(スポーツ紙記者、以下同)
今回、『令和の虎』で石丸氏が見せたのは、テレビのイメージとは“真逆”のものだったと語るのは放送作家だ。
「12月25日にアップされた動画では、東京大学合格を目指し知名度を上げて小説家になりたいという27歳のフリーターの青年が出演しました。あまりにも無謀な挑戦に、受験のプロである“虎”たちがあきれる中、石丸さんは志願者に真摯に向き合っていました。石丸さんは志願者が家族と同居している点に触れ、《いつまでも親はいてくれない》と諭すように話したほか、最後には幸田露伴の著書『努力論』の言葉を引きながら、志願者にエールを送っていました」
石丸氏のその姿に動画のコメント欄では《石丸さん、優しいですし、寄り添い方も最高です》《令和の虎ってこんなに良い番組だったんだ 知らなかったです》など、称賛の声が相次いでいる。
今回の動画では石丸氏の“素”の部分が垣間見えていたようだ。
「石丸さんが以前の選挙特番で見せた“塩対応”は、オールドメディアへの不信感もあったようです。実際、石丸さんはネットメディア『ReHacQ(リハック)』の九州支部長に就任し、福岡へ移住するなどネットでの活動は積極的に行っています。ネットはテレビと違い長尺の動画も多いので、テレビのイメージとは違う石丸さんの姿を見られるのではないかと思います」
『令和の虎』の楽屋トークでは名司会者ぶりも絶賛されていた石丸氏。これからの活躍にも期待したいところだ。
