国分太一の“コンプライアンス違反”問題への対応をめぐり、世間からの不信感が高まっている日本テレビ。12月23日には『女性セブンプラス』で、警視庁記者クラブに所属する一部の記者による“乱痴気騒ぎ”が報じられ、テレビ局員側のコンプライアンス意識に疑念が集まっている。そんな中、今度はTBSでも衝撃の“コンプライアンス違反”が起きて――。
コンプラ担当役員が“不正精算”
「日テレ記者による一件は、カラオケボックスで起きた出来事。『女性セブンプラス』の報道によると、前任を含む警視庁担当者の送別会に、NHKや日本テレビ、大手紙の記者らが参加していたそう。二次会のカラオケで酒が進んだのか、日テレの男性記者が突然、下半身を露出。一緒にいた女性記者とわいせつな行為に及び、その様子をNHKの記者が動画撮影していたとされています」(スポーツ紙記者)
事実であれば、コンプライアンスに違反する行為であることは明らか。世間からは国分の問題に対する不明瞭な対応とともに、強い非難が集まっている。
そして12月25日、同じく民放キー局であるTBSホールディングスの企業公式サイトに掲載された内容は……。
「TBSでコンプライアンスを担当していた井田重利・常務取締役の辞任が発表されました。理由は《交際費の不正な精算が判明したため》。発表によると、12月上旬に内部通報があり、外部専門家の協力を得ながら調査を実施した結果、《実際には同社グループ役職員との懇親や慰労目的での会食などであったにもかかわらず、社外関係者との会食などとして交際費の不正な精算申請を行い、申請額を同氏が受領していたことが判明した》そうです。報道では、2022年8月から約3年5か月にわたって、180件・約660万円の不正精算が発覚したとも伝えられています」(同・スポーツ紙記者)
フジテレビでも同様の事例が
井田氏は事実を認め、不正に精算した交際費を返金する意向を示すとともに、取締役の辞任を申し出たという。
昨今、コンプライアンスの遵守を掲げてきたTBSにおいて、その先頭に立ってきた井田氏による“不正精算”の発覚。まさかの発表に対して、世間からは「コンプライアンス担当のトップがコンプライアンス違反って、この会社終わってるよね」「めっちゃセコいしそれがコンプラ担当役員とは」「経営陣にいる人が不正どっぷりじゃあね…」など、批判の声が殺到している。
「テレビ局員による不正精算といえば、フジテレビでも似たような事例がありました。11月7日、取締役だった安田美智代氏が不適切な経費精算をしたとして、同日付で辞任を発表。安田氏は2020年以降、会食や手土産代など計約60件・100万円を経費精算した際、事実と異なる相手先や人数で申請していたといいます。本人は事実関係を認めているものの、“私的な利用はなかった”と話しているそう。
TBSの件は、不正を働いたのがコンプライアンス担当役員だったことを踏まえ、在籍期間のコンプライアンスをすべて再点検するべきだとの意見も寄せられています」(ワイドショースタッフ)
今回の件について、TBSは『ステークホルダーの皆様の信頼を裏切る、決してあってはならない行為であり、心よりお詫び申し上げます。今後、再発防止に取り組み、引き続きコーポレートガバナンスの強化に努めてまいります』としている。相次ぐテレビ局の不祥事……信頼回復の道はあるのか。
