1月4日に放送された年始恒例の特番『ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)の、ある部分に注目が集まっている。それは日テレと青山学院大学(以下、青学)の“距離の近さ”である。
青学を“お膳立て”する番組演出
青学といえば、1月2日と3日に行われた『第102回箱根駅伝』(同系)で逆転を果たし、大会新記録のタイムで史上初の2回目の3連覇を達成したばかり。
「箱根駅伝の熱が冷めやらぬ翌日に、青学メンバーが日テレの別番組のメイン企画に登場する。視聴者からすれば『また青学?』と感じても不思議ではありません」(スポーツ紙記者、以下同)
『ウルトラマンDASH』で放送されたのは、昨年の正月の同番組で19秒差で敗れた“因縁企画”への再挑戦。富士山麓を走る「富士急行線」の通勤電車と、青学駅伝チームが速さを競うという内容だ。
舞台は全長およそ6キロ、急勾配が続く山間部コース。箱根王者が“リベンジマッチ”に挑む構図が強調された。
「青学チームの指揮を執ったのはもちろん原晋監督。『青学の底力を見せてやれ!』といった発破に応えるように、選手たちは激走し、たすきを繋ぎ終えたあとは道路に突っ伏して息も絶え絶えでした」
メンバーの中には、今大会の往路で区間新記録を打ち立て、「シン・山の神」と呼ばれたエースの黒田朝日選手も登場。ただ結果は9秒差で今年も敗れ、原監督が「来年は必ずリベンジします」と、早くも次回の出演を自ら予告していた。
視聴者の違和感を特に強めたのが演出面だという。
「コースのルート表示は箱根駅伝の中継を思わせるデザイン。加えて実況を務めたのは“本家”箱根駅伝でもおなじみの蛯原哲アナウンサー。箱根駅伝の放送局である日テレが青学のために“お膳立て”したように見える演出でした」
その結果、SNSでは《日テレと青学って、ドコまでズブズブなの》《完全に日テレのオモチャ》など、疑問や同情、哀れみの声が噴出したのだ。
考えてみれば、青学はこの番組の超“常連校”だ。
「2011年に『ザ!鉄腕!DASH!!』の元日特番として始まった『ウルトラマンDASH』ですが、2022年夏、2023年夏、そして2024年と2025年の正月と、青学が繰り返し起用されています。2023年の箱根駅伝で駒澤大学が優勝した年の夏の特番も、呼ばれたのは青学でした」
なぜ日テレはそこまで青学を“重宝”するのだろうか。
「理由はシンプルです。箱根駅伝は数字が取れる。今年も往路28.5%、復路30.2%という驚異的な視聴率を記録しました。日テレとしてはその熱を別番組にも波及させたい。その象徴的存在の青学、そしてメディア受けする原監督は最適なアイコンなんです」
来年の正月特番も、きっと、今年と同じ“対決”が見られるだろう。
