第4回のお出ましでは、愛子さまは佳子さまの隣に。仲睦まじいご様子が見受けられた

 1月2日、冷たい風が静まり、穏やかな陽光が辺りを優しく包む中、皇居では新年一般参賀が行われた。

両陛下のアメリカ訪問は

「新年の一般参賀では天皇、皇后両陛下をはじめとする、皇室の方々が宮殿のベランダに立ち、国民から祝賀をお受けになります。陛下は集まった約6万人の参賀者に対し、“新しい年をこうして一緒に祝うことをうれしく思います”とおっしゃった後、昨年発生した災害についても触れ、“大変なこともあるかと思いますが、本年がみなさんにとって穏やかで良い年となるよう願っております”と述べられました」(皇室担当記者、以下同)

 戦後から続く新年の恒例行事だが、今年はある変化が。

「昨年9月に成年式を終え、成年皇族となられた悠仁さまが初めて出席されたのです。悠仁さまは少し緊張したような面持ちで参賀者に手を振られました。そして昨年の参賀には出席されなかった妃殿下や女王4名もお出ましに。皇族のうち14名が出席し、皇族方がほぼ勢ぞろいの一般参賀となりました」

 新年早々、皇室の方々がお元気な姿でお出ましに。悠仁さまも加わり、若い皇族方の活動に今まで以上に注目が集まる年になりそうだ。

 皇室のご活動の中で国民が最も高い関心を寄せるもののひとつが国際親善だろう。

両陛下や佳子さまは1年に1か国のペースで海外を公式訪問されています。昨年11月にラオスに足を運び、初めての海外公式訪問をこなされた愛子さまも、今年からは同様のペースで海外へ赴かれることが期待されています

 皇室の方々は日本との関係において節目の年を迎える国に足を運ばれることが多い。今年も数多くの節目を迎える国があるが、その中でも両陛下、愛子さま、佳子さまが訪問される可能性のある国を『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務める、つげのり子さんは次のように解説する。

「まず両陛下については、少し前までアメリカを訪問されるだろうと見ていました。ただ最近、今年の11月下旬ごろ中国の習近平国家主席が国賓として訪米する方向で調整が進んでいることが報じられました。両陛下の海外公式訪問は例年、6月末から7月上旬ごろ。アメリカが日本からの国賓を迎えた後に習氏を国賓として迎えるとなると、中国側も自国のメンツを気にするのではないかと思います」

 アメリカ説が下火になった今、「ご訪問先として考えられるのはオーストラリアではないか」とつげさんは続ける。

「今年、日本とオーストラリアは日豪友好協力基本条約署名から50年という節目を迎えます。さらにオーストラリアは日本製の護衛艦11隻を導入する計画もあり、両国間の政府も安全保障上の結びつきを強くしたいと考えているものと推察します」

愛子さまと佳子さまの外国訪問先の候補は

 両陛下のご訪問先とあわせて注目されているのが、愛娘である愛子さまの行き先だ。

愛子さまはベルギーに行かれるのではと見ています。今年は日本とベルギーの外交関係樹立160周年という節目の年です。さらに、ベルギー国王の長女で、将来女王となることが決まっているエリザベート王女は愛子さまと同い年。節目に訪問することでプリンセスのネットワークを広げていただきたいですね」(つげさん、以下同)

 ベルギーへ赴かれた際には“ぜひ訪れてほしい場所”があるという。

「隣国オランダにも足を運んでいただきたいです。愛子さまは4歳のとき、ご両親とオランダで静養をされたことがあります。もしオランダへの訪問も実現すれば、そのときに会われた愛子さまより2つ年下のアマリア王女と再会なさるのではないでしょうか

2019年8月、ご両親と一緒に夏休みを利用して初めての外国訪問となるブータンへ。王族と交流したり、日本とよく似た文化や植物景観を対比することで、日本のことをより一層理解されたという。山間で見かけたトンボやセミなどにも興味を示された。

 そして、昨年は日本の裏側に位置するブラジルを訪問された佳子さま。今年は日本からほど近いアジアの国を訪問される可能性が高いそう。

佳子さまの訪問先はブータンではないかと思います。今年は日本とブータンの外交関係樹立40周年という節目の年。さらに、秋篠宮家とブータンは深いつながりがあるのです。

 '17年に眞子さんが公式訪問されたほか、'19年に秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが私的なご旅行として足を運ばれました。ご一家の中で佳子さまだけがブータンを訪れたことがないので、節目である今年、訪問されるのではないでしょうか」

天皇ご一家が大谷翔平選手を観戦する可能性

 今年も海外でのご活躍が期待される皇族方もいらっしゃる一方、悠仁さまは昨年よりもお出ましを控えられる可能性が高いという。象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授は次のように話す。

「大学2年生になられたら、1年時よりも学業が忙しくなるものと思います。特に理系の学生は土日でもレポートを書かなければならなかったり、予習に追われたりと多忙を極めます。今年は土日のお出ましが昨年よりも減るのではないかと思います。ただ、余裕のある時期の土日や長期休暇を利用してお出ましになることはあるでしょう。昨年はご家族と一緒の公務が多く、おひとりでの公務はほとんどありませんでしたが、今年はおひとりで式典に出席されたり地方に足を運ばれたりする可能性も考えられます

9月21日、両陛下と世界陸上を観戦された愛子さま。熱心に協議をご覧になられた

 皇室の方々それぞれが、公務に邁進されることが予想される'26年。例年にない見どころは、スポーツに関わる公務だと前出のつげさんは言う。

「今年はスポーツの祭典がめじろ押しとなっています。2月はミラノ・コルティナオリンピック、3月はWBC、6月から7月はサッカーW杯、9月からはアジア競技大会。皇室の方々はメダリストらを招いてお茶会を開かれたり、観戦に行かれたりするのではないでしょうか。中でも楽しみなのが、WBCです。雅子さまは学生時代ソフトボール部に所属されていましたし、陛下も小さいころに野球のご経験がおありです。このことから、ご一家は野球がお好きですので、WBCを見に行かれるなどして、大谷翔平選手の活躍に声援を送るお姿が見られるかもしれません

 公務に加え国際親善にスポーツを通じた交流……。皇室の方々がそれぞれの形で存在感を示す1年となりそうだ。

つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など

河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数