V奪還へ向け、巨人・阿部慎之助監督が2026年の新構想を披露。メジャー移籍した岡本和真の穴を埋めるべく、新助っ人や若手の抜擢を明言する一方で、功労者の丸佳浩に対し、大記録達成への配慮を一切見せない指揮官の冷徹な姿勢に、ファンからは驚きの声が上がっている。
阿部監督にも余裕がないのか…
巨人の阿部慎之助監督が新春、スポーツ紙にぶち上げた2026年シーズンの構想はこれまでチームを支えてきたベテランにとっては“非情”とも言えるものだった。
「阿部監督は新スローガンに『前進』を掲げています。不動の4番だった岡本の穴を埋めるために、メジャー通算47本塁打の右の長距離砲・ダルベックを獲得。3番ダルベック、4番キャベッジ、5番リチャードというクリーンアップ、さらには日本ハムからFA移籍の松本剛を1番に固定するというプランを明かしています。
その一方で、丸や坂本勇人、小林誠司といった黄金期を支えたベテランについては『特別枠』としつつも、事実上の戦力外に近い扱い。指揮官は『彼らに頼っているようじゃ良くない』『近い将来のジャイアンツのことも考えなきゃいけない』と断言しており、これは暗に“自力で完全に若手を凌駕しない限り、試合には出さない”という通告に等しいものです」(スポーツ紙記者)
丸本人は、8日にジャイアンツ球場で行った初練習で、「目標は規定打席」と語り、記録達成への意欲をにじませている。
「丸は2000本安打まで残り71本に迫っているだけに、質問した記者はそれを引き出したかったのでしょう。ただ、丸が置かれている現状からは『規定打席』と言うのが精一杯だったのだと思います。阿部構想の中でキャベッジ、松本が期待通り存在感を見せて定着すれば、外野の残りは1枠。阿部監督はそこにも7人の若手の名前を口にしています。
丸は広島から移籍して以来、低迷していた巨人を救い、リーグ連覇に大きく貢献した最大の功労者。そんな彼が2000本安打というプロ野球選手にとって最高の栄誉を目前にしているにもかかわらず、監督が『未来のために若い選手にチャンスを与えたい』と公言し、競争の土俵にすら名前を挙げないのはあまりに無慈悲。昨季は田中将大の200勝達成をチーム全体でサポートしていましたが、契約最終年とあって阿部監督に余裕がなくなっているようにも映ります。今のところ丸の起用方法は“代打の切り札”が現実的でしょう」(別のスポーツ紙記者)
伝統ある巨人軍が選んだのは、過去の功績を一切無視した「実力至上主義」という名の世代交代。冷徹な指揮官の構想を覆し、丸は自らのバットでレギュラーの座を奪い返すことができるだろうか。
