大谷翔平、リオネル・メッシ

 アメリカ『FOXスポーツ』が気になるニュースを伝えた。【サッカーが野球を追い越して、アメリカで3番目の人気スポーツになった】という。

 大谷翔平投手(31)がロサンゼルス・ドジャースに加入して2年、国内メディアでは連日にわたって活躍を伝える“大谷フィーバー”が起きていたが、現場である野球の母国・アメリカでは「サッカー」の方が人気とする内容だ。

 アメリカ三大スポーツといえば「アメリカンフットボール」「バスケットボール」、そして「ベースボール」なのは周知の事実。しかし近年、日本と同じくアメリカでも人気低下、競技人口減少などの“野球離れ”が進んでいたがーー。

 記事に掲載されたランキングによると1位はアメフトが36%、バスケが2位で17%、次いでサッカーが10%、9%で4位に下がったのが野球とある。たしかにアメリカでは、サッカーが3番目に人気のスポーツとのデータが記してある。

 その原動力になっているのが、アメリカのプロサッカーリーグ『MLS』でプレーする、リオネル・メッシ(38、インテル・マイアミCF)ら世界的プレーヤーの参戦。そして2026年6月に開催される、アメリカ・カナダ・メキシコで共催するFIFAワールドカップが国民の関心を高めているようだ。

 ただ、今回の報道で「アメリカでは野球よりサッカーが人気になった」と断定するのは時期尚早だ。というのもFOXスポーツが掲載したのはサッカー専門Webメディア『GOAL』の引用記事で、“ソース”となったランキングもサッカーが盛んなイギリス『エコノミスト』紙のデータ。しかも2024年のランキングとある。

 実際のところ、アメリカでの野球人気はサッカーより下なのか。メジャースポーツ事情に詳しいスポーツジャーナリストは「若年層の興味がサッカーに向いている、地域によってサッカー人口が多いのも事実」とするも、

米国内での本当に野球人気は

2023年のWBCで日本を世界一へと導いた大谷翔平

「現地でも『Most Popular Sports in the US』といったランキングを毎年のように各メディアが発表していますが、多くが1位からアメフト、バスケ、野球ときて4位にサッカーです。もちろん調査や集計方法は異なることから、サッカーを3位とする『エコノミスト』のランキングも事実なのでしょう」

 どうやらサッカー人気が高まっているのは確かだが、とはいえ野球が「追い越された」とは結論づけられないようだ。

「そしてMLBも“野球離れ”に危機感を持っているのも事実で、ピッチクロック等のルールで試合時間の短縮を試みたり、大谷投手のために“二刀流”ルールを改定したり、それこそWBC2026では“ドリームチーム”を結成して国内人気を高めようとしています。

 今年は3月のWBC、そして6月のW杯とまさに野球とサッカーの世界一を決める大会がアメリカで開催されます。アメリカ代表チームの結果や大会の盛り上がり如何では、順位の入れ替わりが現実になる可能性はありますね」(前出・スポーツジャーナリスト)

 野球にサッカー、どちらも負けられない戦いになりそうだ。