「働いて結果で返す」。1月12日におこなわれた前橋市長の“出直し”選挙で再選を果たした小川晶氏は翌13日、そう決意を語った。
全国的に有名になった“前橋のラブホ”
「小川氏は一昨年の2024年2月、前橋市初の女性市長かつ戦後最年少の41歳で前橋市長に当選。登庁初日に幹部職員に対して『クリーンな市政の実現』や『前橋を笑顔あふれる街にしたい』と語り、市民の期待を集めていました。しかし昨年9月、元職員である妻帯者との“ラブホテル密会”が報じられ、状況は一変。辞職し、市民に信を問う形での再挑戦となりました」(全国紙政治部記者)
こうした経緯をたどった再選は、SNSを中心に思いもよらぬ形で前橋の名を拡散させる結果にもなっている。
たとえばいち早く反応したのが、Netflixドラマ『全裸監督』の実在モデルとして知られる、アダルトビデオ業界の風雲児・村西とおる氏だ。
「村西氏は1月13日、自身のXを更新。《お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません》と切り出し、《前橋のラブホを全国的に知らしめた地域おこしの晶さまが見事、市長に当選されました》と手荒い祝辞を投稿。さらに、《前橋のラブホを全国版とした偉業は、ハーバードの大学院で学んでもできない経済センスでございます》と、呆れとも称賛とも取れる言葉で締めくくっています」
この投稿は瞬く間に拡散され、SNS上でも、《ラブホの街としてもはや有名》《ラブホの街・前橋で売り出すしかない》など、皮肉まじりにラブホテルを観光資源として歓迎する声すらある。
地域事情に詳しいジャーナリストは語る。
「もちろん、ラブホテルを町おこしに活用することは考えられませんが、全国には自虐的な発想を逆手に取り、注目を集めてきた自治体の例もあります。同じく群馬県、利根川流域に位置する人口約1万人の千代田町は、東京都千代田区との知名度の差を逆手に取り『#じゃない方の千代田』というキャンペーンを展開し、認知度が向上したそうです」
今回の件で意図せず前橋市が全国的に知名度を上げたのは事実だ。
「ただし、『あの前橋』『例の……』など、やや後ろ指をさされる結果となってしまいましたが、そういう声が巻き起こるのは承知のうえで、市民は小川氏を選んだわけです」(前出・ジャーナリスト、以下同)
選挙結果だけを見れば、再登板を待ち望んでいた市民が少なくなかったということだ。
本人は男女関係を否定しているが、室内には椅子が1脚のみ、部屋の半分以上がベッド、駐車場から直接客室へ入れるガレージタイプで、外から車の出入りがわかりにくい構造だったホテルでの密会騒動を経て再び市政の舞台に戻ってきた小川氏。今後の言動に注目が集まっている。
