メジャーリーグ挑戦“断念”から3日、電光石火の移籍劇となった。
1月16日に『スポーツ報知』が報じたのは、東北楽天ゴールデンイーグルス・則本昂大投手(35)の移籍先。海外FA権を行使してのメジャー挑戦を模索するも、今季の移籍を見送ったばかりの則本を読売ジャイアンツが獲得するというのだ。
覇権奪回に燃える阿部慎之助監督(46)率いる巨人が白羽の矢を立てた、楽天のエース、抑えとして120勝48セーブを重ねたベテラン投手。同じく移籍を報じた『河北新報オンライン』によると、巨人は則本に対して3年13億円の高待遇を用意。実質上のメジャー断念と言えるだろう。
新外国人を含めて着々と戦力補強に動いている巨人軍は、2025年11月には北海道日本ハムファイターズからFA宣言をしていた松本剛選手(32)を獲得。頼りになるベテラン外野手が加わった一方で、巨人ファンが怯えたのがFA移籍に伴う「人的補償」だった。
「日ハムのチーム事情からリリーフ投手、新進気鋭の若手捕手の獲得が予想されましたが、蓋を開けてみれば球団が求めたのは金銭補償のみ。登録枠に空きがあったにも関わらず、選手を獲得しなかったのは巨人への“温情”とも見られています。
翻って4年連続Bクラスの楽天だけに、巨人で燻る若手や中堅選手は魅力的な戦力と映っているでしょう。プロテクトリストを今かと待っているのでは?」(スポーツ紙記者)
そう、海外FAでも国内移籍に伴う補償は発生し、推定年俸3億円の則本はAランクとされている。巨人は楽天に人的補償+金銭、または金銭補償のみを支払う必要があるだけに、ファンはまたもやヤキモキしているわけだ。
人的補償でまさかの“ビッグネーム”
出場機会を得られず二軍で“塩漬け”になっている若手選手か、それともピークを過ぎた生え抜きのベテラン選手か、時に思わぬ“お宝”が掘り出される人的補償。そんな中で楽天選手という縁もあってか、一部ファンのXではまさかのビッグネームが飛び交っている。
《則本巨人!?!? 嘘やろ、残留やと思ってた…… てか人的補償、マー君の可能性あるってこと??》
《人的補償は誰になるのか。。。 マー君、、、ってことはないよね》
《「則本の人的補償で田中将大獲得」ねえ。可能性ゼロではないが》
2024年12月に楽天を自由契約になり、巨人に電撃移籍した“マー君”こと田中将大投手(37)も人的補償の対象になる、かつての楽天エース同士による“入れ替え”が起きる可能性も指摘されている。
2025年シーズンで日米通算200勝を達成した田中だが、10試合の登板で3勝4敗、防御率5.00と結果を残したとは言い難い。楽天から人的補償を求められた場合、巨人はプロテクトリストから外す可能性は高い。
そして何よりレジェンドとして、ファンも楽天ユニフォームを着ての引退を願っているとも考えられるがーー。
「仮にリストから外れても楽天が取りに行くとは考えにくい」とは、主にパ・リーグを取材するスポーツライターの冷静な見解。
「期待されていない」物別れで退団
「まず、楽天はメジャー帰りの前田健太投手(37)を獲得しています。早速、田中の背番号“18”を提示したことから、球団が“脱マー君”に踏み切ったのは明らか。そして田中が“期待されてない”と言い放ったように物別れで退団した経緯もあり、今さら“ドライ”な楽天が欲しがるとは思えません」
なるほど現役生活も終盤に差し掛かったベテラン投手で、引退興行としての経営面での旨みはあれども、必ずしも人的補償で是が非でもほしい選手とは言えなさそう。では、楽天がねらう選手とは?
「そこなんですが、おそらくは金銭補償のみを選択すると思います。というのも楽天は、則本のメジャー断念と時同じくして(ロサンゼルス)ドジャースでもプレーしたホセ・ウレーニャ投手(34)を獲得しています。
これで70人の支配下登録枠は“69”になって残り1人。チームは同じくFA権を行使している辰巳涼介選手(29)の残留を受け入れる意向で、これ以上の選手枠を使う余裕はないのです。巨人はまたしても人的補償での“流出”による批判から逃れられそう」(前出・スポーツライター)
今シーズンに巨人で、楽天Wエースの“共闘”は見られるのか、それとも?
