1月18日、Xで投稿されたJR高崎線グリーン車のマナーを巡る投稿が波紋を呼んでいる。
《高崎線乗ったらグリーン車のデッキにベビーカー拡げっぱなしで放置されてて、乗り降りするのにすごい邪魔だった せめて折り畳んでおいてほしい》(原文ママ)
JR東日本は「可能な範囲でお手伝いをいただけますと幸い」
乗り降りする階段の手前で折り畳まれていない状態のベビーカーが放置されている写真を添付し、とあるXユーザーがこう投稿。1月20日13時段階で341万回表示、600を超えるコメントが寄せられることに。
「通常、在来線でもグリーン車には飲み物などの販売を行ったり、各種案内を行うグリーンアテンドが乗車しています。しかし投稿主によればベビーカーが放置されていた区間では乗車していなかったため、アテンドを通じて注意してもらうことができなかったそう。そのため注意喚起を兼ねて投稿したということでした」(トラベルライター)
新幹線では大きな荷物が持つ込める特大荷物スペースつき座席が販売されているものの、JR東日本の在来線グリーン車では同様の座席はない。
一般車両では車椅子とベビーカー兼用のフリースペースがある車両も増えており、混雑時以外は折り畳まずに乗車が可能。しかしグリーン車の場合は最後列席には壁との間に荷物も置けるようなスペースがあるものの、専用スペースはないのが現状だ。
今回のケースではグリーン車のデッキにベビーカーを放置した乗客が非難されても仕方なさそうだが、そういった場面に遭遇した場合はどのように対処すればいいのだろうか? 東日本旅客鉄道高崎支社の広報部に話を聞いた。
グリーン車の最後列席と壁との間のスペースについては、
「通常の2階建てグリーン車の場合、最後列席と壁の間には345mmの幅がございます。なお、グリーン車両端の平屋(1階建て)エリアの最後列席については、壁との幅が290mmとなります」
超小型タイプのものであれば折りたためば置くことは可能そうだが、基本的にはベビーカーの収納は難しいようだ。そのためベビーカーは、
「国土交通省が示すガイドラインでは、ベビーカーは折りたたまずにご利用いただくことが可能とされています。一方、在来線グリーン車には新幹線のような大型荷物置き場がなく、デッキや通路は他のお客さまも利用される共用スペースです。そのため、周囲の方々と譲り合ってのご利用をお願いするとともに、車内の通行や乗降の妨げとなる場合には、折りたたんだうえで座席付近にて管理いただくようお願いしております」
とのことだった。グリーンアテンダントが不在となる区間についてはこう回答。
「列車運行計画やアテンダントの手配の都合により、乗務をしていない区間が生じる場合もございますが、お客さまのご利用状況等を勘案して可能な限り乗車するように努めております」
今回Xで投稿したユーザーは、たまたま不在の区間に乗車してしまったようだ。グリーンアテンダント不在時のトラブル対応については、
「グリーン車に限らず車内でのトラブル時には車掌・駅係員へご相談いただくか、緊急時には車内警報ブザーで乗務員へお知らせください」
最後に列車内でベビーカーを利用する方にこんなお願いも。
「駅構内および車内はお客さま共用のスペースのため、周囲の方と譲り合ってご利用いただくようお願いしております。また、デッキは乗降や避難経路として多くのお客さまが使用される場所であるため、ベビーカーを広げたまま放置する行為は、安全確保の観点からお控えいただくようお願いしております」
続けて、
「一方で、ベビーカー利用者さまからは、“赤ちゃんを抱えながらベビーカーをたたむのは非常に難しく、片手でたたむのは危険で転倒リスクもある”といった声もいただいております。さまざまな事情をお持ちの方がご利用されていますので、ベビーカーをご利用のお客さまに対しては温かい気持ちで接していただき、可能な範囲でお手伝いをいただけますと幸いです」
ベビーカーを使用する人も同じ車両に乗り合わせた人も、お互いを思いやり気持ちよく列車を利用したいものだ。
