1月19日に衆議院解散を決断したと発表した高市早苗首相。2月8日に投開票が予定されている衆院選に向けて、高市首相は会見で「飲食料品については2年間に限り、消費税の対象としないこと」を公約に盛り込むことを表明している。
しかし、この高市首相の“減税方針”に批判の声が続出しているようだ。
高市政権発足後は減税には慎重発言
「高市首相は総裁選の前から消費税の減税に対して意欲のある発言をしてきました。しかし、高市政権発足後その勢いは失墜。レジシステムの改修に時間がかかることを理由に挙げるなど、慎重な発言が見られました。
それなのに、衆院選前になるとまた“食料品の消費税ゼロ”を言い出したんです。蓮舫参議院議員がXで《悲願であれば閣議決定して予算案を通せば実現します。なぜ、解散なのか》と突っ込んでいますが、確かに減税が選挙のためのパフォーマンスに使われていると取られても仕方ありません」(政治ジャーナリスト)
橋下徹氏は『日曜報道THE PRIME』(フジテレビ系)で「これ、笑い話ですよ。自民党も食料品ゼロ、野党も食料品ゼロ、解散、って。まず食料品ゼロで法案作ることが先決なんじゃないんですか」と発言。与野党共に同じ公約を掲げているにもかかわらず、解散総選挙がおこなわれることを非難している。
批判の声が相次ぐ減税方針だが、ここで物議を醸しているのが高市首相の「財源やスケジュールの在り方など、実現に向けた検討を加速します」という発言だ。
「TBS系の『news23』でTBSコメンテーターでジャーナリストの星浩氏が言っていたように、“検討を加速する”という表現は永田町用語で“ニュートラルで『やるかやれるかわかんない』というのが本音”ということです。本気でやる気ならちゃんと期限を切りますし、“実行する”といった表現になると思います」(前出・政治ジャーナリスト)
「国民を舐めている」
食料品の消費税ゼロを“悲願”とまで言っておきながら、“検討を加速”という表現を使う高市首相に、ネット上では
《ここまできて“検討を加速”って……国民をバカにするのもいい加減にしてほしい》
《結局自民党は減税についてまともに考える気がないんだな》
《やるかどうかわからないことを公約にするなよ。国民を舐めてんのか?》
などと反発の声が相次いでいる。
また会見の中で首相が“高市早苗が内閣総理大臣でよいのかを問う選挙”だという主旨の発言をしたことに、ジャーナリストの玉川徹氏は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、「白紙委任状をくださいと言っているのと一緒」「あまりにも国会というものをないがしろにしている」と批判。立憲民主党の野田佳彦代表も『報道1930』(BS-TBS)で「国費700億円も投じて人気投票やれって話ですか?全然間違っていると思う」と高市首相の発言をバッサリと切り捨てている。
次々と批判が噴出する衆院解散総選挙。選挙後、本当に減税が実現されるのならいいのだが果たして――。
