冷凍食品以外の加熱時間の目安は500Wで100gで約1分。肉でも、ご飯でも、水でもほぼこれが基本となっている ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!電子レンジの真ん中が温まりづらいって本当?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.電子レンジの真ん中が温まりづらいって本当?

A.“場所の問題”ではなく、食材の水分量と形が原因です(家電ライター 藤山哲人さん)

「電子レンジは真ん中が温まりづらいと思われがちですが、それは誤解です」と話すのは、家電ライターの藤山哲人さん。

フラットテーブル式のレンジでは、庫内中央の目印の下に円盤状のアンテナがあり、そこからマイクロ波が発射されています。このアンテナが回転しながら電波を出し、庫内の壁や天井、床で反射することで、マイクロ波は四方八方から食品に当たる仕組みです。

 つまり、構造上、中央だけ温まりにくくなることはありません。ムラを左右するのは、あくまで食材の水分量と形なんです」(藤山さん、以下同)

 では、なぜ温めムラが起きるのか。

大きな要因は食品の水分量です。マイクロ波は水分に吸収されやすい性質があります。例えば肉やご飯のように全体に水分を含む食品は、外側から比較的均一に温まります。

 しかし一方で、エビフライやどら焼き、カレーパンのように、外側が乾いて中に水分が集中している食品では、電波が衣や皮を通り抜け、中央の具材だけが先に加熱されます。すると中で発生した水蒸気が衣や皮に移動するため、カラッと仕上がらずベッチョリした食感になりやすいのです

 解凍時のムラも、同じ原理が働いている。

「肉の一部だけ煮えてしまうのは、尖った部分や角にマイクロ波が集中するため。ひき肉は平らにし、角を丸くして冷凍するのが理想。厚みを均一にしておくと、解凍ムラを防げます」

 テーブル構造の違いも知っておきたいポイント。

ターンテーブル式は皿が回ることで電波を均一に当てています。ただし、例えば大きな弁当などが壁面に当たって回転が止まると加熱ムラが出やすい。

 一方フラットテーブル式は電波を庫内に拡散させて温めるため、途中で上下を入れ替えたり、向きを変えたりすることで、より効率よくしっかり温めることができます